No.２１２ ページ37
no side
「次！障子！！」
「何も面白いものはないぞ。」
「面白いものどころか！！」
開かれた障子の部屋は
申し訳程度の机と布団が置いてあるだけ。
「ミニマリストだったのか。」
「まァ幼い頃からあまり物欲がなかったからな。」
「こういうのに限ってドスケベなんだぜ。」
ＮＥＸＴ！！←
一階上がって最初は瀬呂’sルーム！
「おお！！！」
「エイジアン！！」
「ステキー！」
「瀬呂こういうのこだわる奴だったんだ。」
「へっへっへっ！ギャップの男 瀬呂くんだよ！」
思ったよりオシャレだった瀬呂の部屋。
次は期待の多い轟焦凍！！
「(クラス屈指の実力者……)」
「(クラス屈指のイケメンボーイ)」
「(クールな轟くんの部屋…ちょっとドキドキ…)」
膨らむ女子の期待をよそに
轟はクールに扉を開けていく。
「さっさと済ましてくれ。ねみい。」
「「！？」」
開かれた扉の向こうはThe・和室。
あれ、こんな造りでしたっけ？
「和室だ！！」
「造りが違くね！？」
「実家が日本家屋だからよ。
フローリングは落ち着かねえ。」
「理由はいいわ！」
「当日即リフォームってどうやったんだおまえ！」
詰め寄る上鳴と峰田。
轟は少し間を置いてから答える。
「……頑張った…」
「「何だよこいつ！！」」
「大物になりそ。」
「イケメンのやることは違えな。」
さぁ出切った感がある一同だが
まだ男子は砂藤力道が残っている！
「じゃ次！男子最後は！」
「俺。
まーつまんねー部屋だよ。」
「轟の後は誰でも同じだぜ。」
「ていうか良い香りするのコレ何？」
ふわりと漂う甘い香り。
砂藤は慌てた様にオーブンを開ける。
「シフォンケーキ焼いてたんだ！！
ホイップがあるともっと美味いんだが……食う？」
「「くうー！！」」
「「模範的意外な一面かよ！！」」
ケーキに飛び付く女子陣。男子陣は悔しそうである。
「あんまぁい！フワッフワ！」
『んま……』
「瀬呂のギャップを軽く凌駕した！」
「素敵なご趣味をお持ちですのね砂藤さん！
今度私のお紅茶と合わせてみません！？」
「オォ…こんな反応されるとは……
まァ"個性"の訓練がてら作ったりすんだよ。」
モシャモシャとケーキを頬張る皆。
何だかんだで男子の部屋は見終わり、
続いて女子部屋を見る事になった。
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沙羅(プロフ) - 美貴さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉を頂けて本当に嬉しいです…！時間が出来たら更新していきますので、どうぞこれからもよろしくお願いします！！ (2020年10月9日 21時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - 早く続きが読みたくなりました。応援してます。頑張って下さい。 (2020年10月9日 20時) (レス) id: 0d75d28fd3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 史織さん» コメントありがとうございます！優しい皆様のお陰でここまで続けられています…！！受験を控えてはおりますが、何とか更新していきたいと思いますので！！どうぞ今後もよろしくお願いします！！ (2020年8月8日 12時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
史織(プロフ) - このお話のシリーズ、大好きです！応援してます！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！！ (2020年8月8日 1時) (レス) id: b3e12da95e (このIDを非表示/違反報告)
莉紗 - 夢主ちゃん反応がかわいい！ (2020年7月29日 17時) (レス) id: e49fcaed15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年12月9日 21時
