放課後の教室で２ ページ7
no side
『う〜……』
「よしよし」
さっきの雰囲気はどこへやら。
相澤はひたすらAの頭を撫でる。
『結局ｯ……足りないものって何？』
「甘えること」
『しょ、消太の都合じゃん！』
「だから教えてやるっつったろ」
Aはムスッとした顔で撫でられ続ける。
「一応教師と生徒の関係だからね。
下手に手出しは出来ないよ」
『手出しって言っちゃった』←
相澤はお構い無しに撫でる。
やがて両腕を広げAを呼んだ。
「おいで」
『ｯ………』
Aは恥ずかしさから顔を赤くするが
相澤の優しい微笑みにおずおずと手を伸ばす。
『ちょ、ちょっとだからね、学校だからね』
そっと相澤の手に自分の手を重ね
そのままゆっくり体を預ける。
「ん、いい子」
『もうちっちゃい子じゃないのに……』
ぎゅうっと抱き締められて
Aの不機嫌な顔も徐々に緩んでいく。
『……落ち着く』
「Aは我慢しすぎなんだよ」
優しく背中を摩られて
Aは相澤の肩に顔を埋める。
『だって……』
「Aはもう一生分の我慢したんだから
我慢しなくて良いんだよ」
『ｯ………』
相澤の背中に回ったAの腕に力がこもる。
「……あ、魔法かけてやろうか」
『魔法……？』
「そ」
顔を上げたA。
相澤はニッ、と笑って頷く。
.
『何の魔ほ……ｯ！？』
Aは自身の唇に温もりを感じ目を見開く。
それは一瞬だけだったが
それでもAは目を瞬かせて驚いた。
.
「……幸せになる魔法、なんてな」
END
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雷斗様
リクエストありがとうございました！
甘くならなくて申し訳ないです……
ピンク書くの苦手です(遠い目)
またのリクエストお待ちしておりますー！
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ユキヒメ - このカラオケネタ声優いじりだね！ (2021年7月10日 10時) (
レス) id: 797b99f061 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - あーゆーさん» リクエストありがとうございます！！書いてみようと思います！！ただ、夏季休暇中も受験生という事で忙しく、やはりお時間いただいてしまうかもしれません。どうかご了承ください…！ (2020年7月31日 17時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
あーゆー - 夢主ちゃん、風邪と女の子の日でダブルパンチ、相澤先生に甘えるなんてどうでしょう。書きにくい、あるいは気持ちが乗らないのであれば無理して書かなくても大丈夫です。 (2020年7月31日 13時) (レス) id: e9e8feb72e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 雷斗さん» いつもありがとうございますー！！楽しそうですねそれ！！！やります！やらせて下さい！(笑)ちょっと時間かかったらすみません！！ (2020年3月27日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 相変わらず面白いっ！！最高や！！2回目ですけどリクいいですか...??1Aが夢主ちゃん以外幼児化してる！？って言うの出来たらやってみて欲しいです！やりにくかったら無理をせずにです！ (2020年3月26日 22時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年9月22日 10時
