No.１０４ ページ18
緑谷side
『ごちそうさまでした』
手を合わせるAちゃん。
食事中も僕のオールマイト語りを
ちゃんと聞いてくれて
僕は本当に良い幼馴染をもったと思う。
「味はどうだったかしら？」
『いつも通り美味しかったです』
「それは良かった！」
嬉しそうに笑うお母さんは
Aちゃんを本当の娘のように思っている。
詳しくは知らないけど、家庭の事情で
幼いAちゃんを世話したこともあるらしい。
かっちゃんの家もそうだったらしい。
確かに今、Aちゃんは一人暮らしだ。
本当に凄いと思う。
よく考えてみれば幼稚園の通園も
一緒にしてた様な気もする。
でも一緒に行かない日もあった。
その日はどうしていたんだろう。
幼稚園は保護者が居ないと引き取れない。
つまり一人で行き帰りは有り得ない。
思い出せ僕。
Aちゃんは誰と帰っていた？
あの日見たのは……
背が、高くて……黒い服を着ていた……？
いや、女の人がいた時もある様な……。
『出久？』
「へっ！？」
『ブツブツ言ってた……』
「あ……ごめん！考え事してた！」
肩に手を置かれ我に返る。
……あんまり、踏み込むのは悪いかな。
『……難しいこと？』
「えっと……」
思わず口ごもる。なんて答えようか。
『どうしたの……？』
「な、なんでもないよ！ホント！大丈夫だから！」
『……そう？』
相談あれば乗るから、と
Aちゃんは気を使ってくれる。
気分を悪くしていたら……本当にごめん。
『出久と、出久のお母さん』
「「？」」
Aちゃんが姿勢を正して僕らに向き直る。
なぜか目はキラキラしていて嬉しそうだった。
『今日は、せっかくのお休みの日なのに
お昼に誘ってくれてありがとうございます。
本当に、嬉しかったです……！』
「全然いいよ！いつでもおいで！
あ、でもその敬語！要らないからね！」
『……！う、うん…！』
お母さんにハグされているAちゃんは
苦しそうだったけど優しい笑顔をしていた。
.
すっかり夕方になってしまいAちゃんを見送る。
『出久、今日はありがとう。
……誰かとご飯って……嬉しくて、楽しいね』
「…！だ、だよね！
また来てさ、ご飯、一緒に食べよう！」
『うん…！』
嬉しそうに手を振って
Aちゃんは夕焼け道へと歩いて行った。
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幼稚園じゃなくて保育園だったらごめんなさい←
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沙羅(プロフ) - 紅羽さん» 私も、もっと分かりやすく書けるよう精進します！！未熟な私ですが、どうか今後もよろしくお願いします！ (2019年9月8日 15時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 沙羅さん» なるほど！そういえば言っていたのを思い出しました！私も勘違いしてしまって申し訳ありませんでしたm(__)m (2019年9月8日 11時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 紅羽さん» ご指摘ありがとうございます。分かりづらくて申し訳ございません……「クリエイティヴ」は他の生徒の声でして、八百万さんの発表へのコメントなんです…原作の方にそう書いてありましたので、そのまま引用させて頂きました。誤解させてしまい申し訳ありませんでした (2019年9月8日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紅羽(プロフ) - 115話の八百万のヒーロー名ですが、「クリエイティヴ」ではなく「クリエティ」ですよ！ (2019年9月8日 9時) (レス) id: de0e7143c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 碧泉さん» コメントありがとうございます！続編でも楽しんで貰えるように頑張ります！！今後もよろしくお願いしますー！！ (2019年8月27日 17時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月13日 17時
