No.６３ ページ24
no side
──────in 廊下
「別にお前らは男子高校生だ。
そういう話をするなとは言わん」
「はひ……」
相澤は峰田を見下ろしながら言う。
いつもより表情は険しい。
「……だが俺が気になったのは
ソレが誰に着いていたのか、だ。
雄英の生徒として恥ずべき事は見逃せない。
高校生でそんな事してるんじゃあ生徒指導だ」
視線を泳がせていた峰田は
オドオドしながらもゆっくり話し始める。
「つ、付いてたのは……Aで……
本人は『知らない』って言ってました……」
「A……？」
「ほ、ホントにこれだけなんすよ！！
皆で話を聞いてただけで！！」
「……分かった。今すぐAを呼んで来てくれ。
10秒以内に指導室まで
来なかったら放課後居残りだ、と」
「は、ハイィィィ！！！」
峰田は物凄い速さで教室へ戻る。
相澤は珍しく苛立ちながら指導室へ向かう。
──────
「９秒９８」
『ぎ、ぎりぎりセーフ……』
指導室の扉を勢いよく開けて滑り込むAに
相澤は無表情で告げる。
「で、何で呼ばれたか分かってんのか」
『分かんない……です』
いつもと違う相澤の雰囲気に気圧され
思わず敬語になるA。
「座れ」
『……』
おずおずと腰掛け相澤を見る。
相澤は小さくため息をつくと話し始めた。
「まさかとは思うが……体売ってねぇよな？」
『売る……！？そんな事しないよ！？』
「……首見せろ」
『首……？』
Aは襟に手をかけめくる。
そこには相変わらず紅い華。
「ソレは誰に付けられた」
『えっ……と……？』
「……妙な痛みを感じなかったか」
『……あった』
相澤は再びため息をつく。
「昨日、俺以外の誰に会ったか言ってみろ」
『んと……ひざし、リカバリーガール
………………………………………消太、勝己』
「その間は何だ」
Aは口ごもり目線を逸らす。
『……い、言ったら消太怒る……』
「俺が怒るやつに会ったのか？」
『う…………』
Aは居心地が悪そうに
両の手をモゾモゾと動かしていた。
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沙羅(プロフ) - ゴーストさん» コメントありがとうございます！！弔くんキャラめちゃくちゃ崩壊してます(真顔)でもありがとうございます！！もっと面白く書けるよう頑張りますー！！ (2020年4月8日 17時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - エリィさん» コメントありがとうございます！お返事が遅くなりすみません！！弔くんもっとデレさせたいです……でもっ、敵だからっ…みたいな() (2020年4月8日 16時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ゴースト - とむらのキャラ崩壊っぷりが凄い好きです！！ (2020年4月8日 16時) (レス) id: e9859dda90 (このIDを非表示/違反報告)
エリィ - いやぁぁぁ弔のデレがっデレがっ尊いイイぃ (2020年1月5日 0時) (レス) id: 09090d6677 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - noiseｰノイズさん» うわぁぁ！？ご指摘ありがとうございます！ホントですね！？直してきました！ありがとうございます！！ 今後も相澤先生とジャンジャン絡ませますね！Part３もよろしくお願いしますー！ (2019年8月14日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年8月2日 19時
