リクエスト・2 ページ34
雪宮暦様リクエスト
【中也さんとばったり】
ありがとうございます!
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no side
中原「あっ」
貴方『おや』
Aと中原は普通の街中で
ばったりと出くわした。
中原「え……太宰、否……Aさん……か?」
貴方『おぉーよく判ったねぇ』
Aは笑顔で拍手をする。
中原はパクパクと口を動かす。
中原「え、な、何で、此処に、生きて……?」
貴方『生きてるよ』
中原「だ、だッてあの時に……」
Aの瞳からスっと光が消える。
中原に僅かな焦りの表情が浮かぶ。
貴方『あんなの子ども騙しだよ』
中原「ッ……」
薄く笑うAに中原は唇をきゅ、と結んで
Aの
貴方『痛っ!?』
中原「ッ……俺が、どンだけ心配したと……!」
貴方『!』
中原の瞳は僅かに潤んでいた。
中原「Aさんはッ……あの糞鯖の兄だけど、
俺にとッては姐さんと同じ師匠の一人なンだよ!」
貴方『……悪かったよ中也』
Aは中原の肩に手を置く。
その表情は本当に申し訳なさそうだった。
貴方『でもねえ中也?』
中原「……なンすか」
Aはフッと息を吐くと
鳩尾を抑えてタヒにそうな声を出す。
貴方『中也の打撃は痛いんだよ……?』
中原「!!」
中原はやっちまったと云わんばかりの顔で
Aの様子に慌てふためく。
中原「わ、悪ィ……」
貴方『私は治と違って君の手筋も間合いの癖も
把握してないのだよ……』
中原「つい……」
Aはそんな慌てる中原を見、
クスッと笑うとぐい、と腕を伸ばした。
貴方『まあ本当に痛かったら
あの瞬間「痛っ」なんて云わないけどね』
中原「は……」
貴方『衝撃は殺したしそこまで痛くない』
中原は自分の拳を見て
確かに殴った瞬間手応えは少なかったと思い出す。
中原「Aさん!!」
貴方『うふふ』
Aは中原の拳を避けつつくるりとその場で回ると
軽く中原に手を振った。
貴方『それじゃ、またね中也。
森さんには云って欲しくないんだけど』
中原「……それは無理です」
貴方『だよねぇ!ま、いいや。
今度またゆっくり話でもしよう』
中原「!……はい!」
Aが人混みに紛れ見えなくなる頃
中原は少しだけ嬉しそうに笑った。
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出来は不安です!!((
リクエストありがとうございました!
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沙羅(プロフ) - キミナさん» 閲覧ありがとうございますー!ホントですか!?嬉しいです!!その他リクエストも受け付けてますのでお願いします(笑) (2019年7月8日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
キミナ(プロフ) - リクエストありがとうございます!とても良かったです! (2019年7月7日 21時) (レス) id: e2ae360d42 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - オンさん» 更新後の閲覧ありがとうございます!喜んで頂けて私も嬉しいです!今後のリクエストも是非お願い致します(笑) (2019年7月5日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
オン - ああああああ、ありがとうございました!自分が思っていたよりもとっても素敵でした。コメントの返事や、リクエストの更新、本当にありがとうございました(^~^) (2019年7月4日 20時) (レス) id: 8d5683d37d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - キミナさん» リクエストありがとうございます!一つづつリク消化して書かせて頂きますね! (2019年7月4日 15時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年6月12日 7時