21話 ページ23
no side
太宰「兄さん早く早くー!」
貴方『判った判った…』
グイグイとAの腕を引く太宰。
Aはされるがままだ。
太宰「探偵社の雰囲気だけでも味わってよ!」
貴方『職場見学なんて善いのかい?』
太宰「乱歩さんが善いって!あと社長も!」
貴方『軽いね……』
探偵社の
高いベルの音がして扉が開く。
太宰「さて、と!ようこそ探偵社へ……ッ?」
貴方『……何だい?この物音は……』
探偵社の扉に手をかけた時だった。
室内から微かな悲鳴と金属音。
太宰「判らない……今日大きな依頼は無い筈……」
貴方『……若しかして襲撃とか』
太宰「う"……有り得る……」
嫌そうな顔をする太宰。
Aは静かに室内を伺っていた。
貴方『……入ってみるかい?』
太宰「……兄さん、社内の見取図は?」
貴方『勿論。手前に植え込みがあったよね』
太宰「うん!」
Aは音をたてぬように
そろそろと扉を開く。
人ひとり通れる隙間が出来た瞬間、
太宰とAは滑り込む。
貴方『……本当に襲撃かい?』
太宰「……武器は持ってるみたいだけど」
Aがこう云う訳は二つ。
長身「さっさと社長を出さんか貴様等ァ!」
橙髪「そ、そうだ!人質が居るンだよ!?」
襲撃者が二人。
長身「爆弾を爆破されたくなければ!
早く社長を──────」
橙髪「爆破されたらタヒンじゃうよ!!」
武器が爆弾と拳銃。
そして人質のセーラー服を着た少女。
貴方『襲撃規模が小さい気が……』
太宰「でも兄さん……
あの爆弾ならこの
貴方『まぁ……人質が居るからね。
軽く見ちゃあいけないか』
太宰「どうする?兄さん」
腕を組んで考えるA。
太宰はその様子を見て密かに冷や汗をかく。
貴方『私が行こう』
太宰「ど、どうする
そう聞かれたAは
ニィッ、と唇を横に引く。
.
.
貴方『異能力で制圧する』
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沙羅(プロフ) - キミナさん» 閲覧ありがとうございますー!ホントですか!?嬉しいです!!その他リクエストも受け付けてますのでお願いします(笑) (2019年7月8日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
キミナ(プロフ) - リクエストありがとうございます!とても良かったです! (2019年7月7日 21時) (レス) id: e2ae360d42 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - オンさん» 更新後の閲覧ありがとうございます!喜んで頂けて私も嬉しいです!今後のリクエストも是非お願い致します(笑) (2019年7月5日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
オン - ああああああ、ありがとうございました!自分が思っていたよりもとっても素敵でした。コメントの返事や、リクエストの更新、本当にありがとうございました(^~^) (2019年7月4日 20時) (レス) id: 8d5683d37d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - キミナさん» リクエストありがとうございます!一つづつリク消化して書かせて頂きますね! (2019年7月4日 15時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年6月12日 7時