17話 ページ19
no side
太宰「は…………?」
貴方『事実だよ』
訳が判らない、そんな顔をした太宰と
何の感情もないA。
貴方『私が黒服の新人指導を
請け負っていたのは知っているね?』
太宰「…うん」
回想──────
貴方『君達の最初の仕事は後処理だ。
一滴の血痕も残すな。肉片なんて以ての外だ』
黒服「「はっ!!」」
此処は崖。
つい先程に銃撃戦のあった場所だ。
Aは片付けを進める黒服を尻目に
迷いない足取りで崖に近づく。
黒服「太宰首領補佐、遺留品は……ッ!?」
貴方『嗚呼、個別に袋でまとめておけ』
黒服「ぼ、首領補佐…何故…き、危険です!」
声をかけた黒服は悲鳴に近い声をあげる。
何故ならAは崖から身を乗り出していたから。
貴方『じゃあ…君に次の任務だ。
若し太宰治に会ったら……
「ごめん」と伝えておいてくれ』
黒服「なっ……」
貴方『頼んだぞ』
そして黒服が何かを云う前に
Aは崖下へと見を投げ出した。
しばらく呆然としていた黒服が
慌てて下を覗き込むが、ただ荒れた波があるだけ。
急いで周りの黒服に事情を話し
複数名で救助に向かう。
.
陽が傾くまで探しても見つからない。
見つかったのは、
波に漂う黒い外套と、
崖下の岩に付着した血痕だけだった。
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沙羅(プロフ) - キミナさん» 閲覧ありがとうございますー!ホントですか!?嬉しいです!!その他リクエストも受け付けてますのでお願いします(笑) (2019年7月8日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
キミナ(プロフ) - リクエストありがとうございます!とても良かったです! (2019年7月7日 21時) (レス) id: e2ae360d42 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - オンさん» 更新後の閲覧ありがとうございます!喜んで頂けて私も嬉しいです!今後のリクエストも是非お願い致します(笑) (2019年7月5日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
オン - ああああああ、ありがとうございました!自分が思っていたよりもとっても素敵でした。コメントの返事や、リクエストの更新、本当にありがとうございました(^~^) (2019年7月4日 20時) (レス) id: 8d5683d37d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - キミナさん» リクエストありがとうございます!一つづつリク消化して書かせて頂きますね! (2019年7月4日 15時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年6月12日 7時