よんじゅうはち ページ49
織田side
銀髪の少女は叫んでいた。
生憎、俺は英語…？が判らない。
しかし…欧米系の顔立ちとは少し違う。
強いて云うなら東欧系だろうか。
となると今叫んでいる英語は
露西亜語とかその辺りになるのか。
俺は外国の言語は話せないし判らないが
少女が訴えていることは何となく伝わった。
怒りと悲しみを叫んでいる様だ。
島崎研究所について資料を読んだが
恐らくこの少女が例の「最年長」なのだろう。
そしてこの少女は勘違いをしている。
純粋な気持ちで子ども達に接してきた故に
自分の行いが救いになっていたと気付いていない。
勿論、終わりは最悪だ。許される事じゃない。
だがこれが子ども達の運命だとしたら、
此処で命が終わる運命だったのなら、
それは結果として善いんじゃないだろうか。
.
………俺も同じ立場なら叫んでいただろう。
幾ら慰められても……怒っていただろうな。
だが俺には、今の俺では何も出来ないから
この少女を少しでも休ませてやりたい。
織田「……お前も、ゆっくり休むと善い」
怪我に障らぬよう優しく抱き寄せる。
手当もしないといけないな。
もう少し落ち着いたら…
否、マフィアまで着いて来てくれるだろうか。
爆弾の件で相当恨んでいるだろう。
だが傷が酷くなったら命に関わる。
.
そう云えば────
この近くに診療所があった、気がする。
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沙羅(プロフ) - ﾐｽﾞﾐｽﾞさん» コメントありがとうございます！本当にありがとうございます...これも皆様のおかげです！相変わらず更新はゆっくりですが今後ともよろしくお願い致します！ (2019年3月9日 12時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ﾐｽﾞﾐｽﾞ(プロフ) - 続編おめでとうございます！いつも楽しみに更新待ってます。頑張ってください！ (2019年3月9日 11時) (レス) id: ce434b4809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年3月9日 8時
