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さん ページ4

貴女side


男2「ああ。今回は見た目でも選んだ」

エディソン「ふぅん…このガキなんて良さげだな」

少年「いたいっ!」



茶色い髪の毛をした男の子が

ガシッと頭を掴まれる。




貴女『はなしてあげて!いたいっていってる!』

エディソン「あぁ?お、コイツも中々……」


男の子からパッと手をはなすと

今度はわたしの髪の毛をグイッと引っ張った。


貴女『い"っ……』

男1「おい止せよ。傷がついたら売れねぇだろ」

エディソン「…それもそうだな」





エディソンはハッと笑うと

わたしを突き飛ばした。


オリガ「A!」

貴女『だ、だいじょうぶよ……オーリャ…』


尻もちをついたわたしに

オーリャが手をかしてくれる。



オリガ「ねぇ…わたしたち売られちゃうの?」

貴女『わかんない……』



エディソン「おいガキ共!さっさと船に乗れ!」


大きな声で怒鳴ると

さっきの茶色い髪の男の子を引っ張った。


エディソン「まぁお前等はコレに、だけどな」

そういうと男の子を木箱(・・)に入れた。



貴女『!?』

オリガ「なんで箱なの!?」

エディソン「ゴチャゴチャ云うな!」



少年「やだよ!出してよ!」

エディソン「皆で入るんだから良いだろ!」



確かに木箱は大きかった。

わたしたちの全員が乗れるくらい。



貴女『うぅ…ママ…パパ…ッ……』

オリガ「ッ…」



最初みたいにボロボロと涙を流して

みんな恐る恐る箱に入る。




貴女『なんで…なんで売られちゃうの…?
ニホンなんて行きたくないよ……』

オリガ「うわぁぁ……おうちにかえしてよぉぉ……」


エディソン「着いたら出してやるから
おとなーしく静かに箱に入ってるんだぞ。
騒いだら……どうなるか分かるな?」


箱のフタを閉める時に

エディソンという人がそう云った。


片手にナイフを持ちながら。


きっとアレで刺されちゃうんだ。



しにたくない。

でもおうちに帰りたい。



最初みたいにやっぱり、こわくて、くらくて

ボロボロと涙がこぼれてきた。





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ロシア語が間違ってたらすみません…


後々に過激な表現があるかもしれません。

もし見るのが不快になったら

遠慮なくブラウザバックして下さい。

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沙羅(プロフ) - ミズミズさん» コメントありがとうございます!本当にありがとうございます...これも皆様のおかげです!相変わらず更新はゆっくりですが今後ともよろしくお願い致します! (2019年3月9日 12時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ミズミズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつも楽しみに更新待ってます。頑張ってください! (2019年3月9日 11時) (レス) id: ce434b4809 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年3月9日 8時

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