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じゅうきゅう ページ20

貴女side



島崎「逃げても無駄だからね?」

貴女『うん……』




シマザキさんが持っているのは

発信機の電波を受信する機械。




女性「それじゃあ行きましょうか」

この女の人が見張り。

島崎「良い子にしてるんだよ」




私は他の子と手をつないで歩く。

新しい洋服を着て、傷には包帯を巻いている。




初めて見るヨコハマの景色。

色々なものが溢れていて凄くキレイ。




貴女『すごい……』



このヨコハマには高い建物が沢山ある。

一番大きいのはポートマフィアの建物らしい。



女性「この公園で215番は自由行動よ」

貴女『え?』

女性「博士からそう聞いてるわ」

貴女『ど、いうこと…?』



自由行動って一人で?



女性「貴女が一番の年長者だし賢いから
逃げれば如何なるかよく判ってるでしょう?」

貴女『…!』



シマザキさんは私が同じ部屋の子達を

とても大切にしているのを知ってる。



女性「自由行動時間(タイムリミット)は明日の夕刻まで。
それまでは好きなようにして良い、と」

貴女『…わかり、ました』




それまでに外の事を知れるだろうか。

皆の命がかかってる。

あまり遠くまでは行けない。




少女「おねぇちゃん…いっちゃうの?」

貴女『…あしたの夕方にはもどるからね』



私を見る少女…ハナちゃんを撫でて

公園から何も知らないヨコハマへ足を踏み出す。








なんのアテもないけれど

何か役に立つことを知れたら良いな。




それでいつか、皆で逃げるんだ。








.









.









私はお母さんとお父さんとフェージャに会うために

Россия(ロシア)へ、絶対に帰るんだ。

にじゅう→←じゅうはち



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沙羅(プロフ) - ミズミズさん» コメントありがとうございます!本当にありがとうございます...これも皆様のおかげです!相変わらず更新はゆっくりですが今後ともよろしくお願い致します! (2019年3月9日 12時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ミズミズ(プロフ) - 続編おめでとうございます!いつも楽しみに更新待ってます。頑張ってください! (2019年3月9日 11時) (レス) id: ce434b4809 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年3月9日 8時

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