No.２２５ ページ3
no side
「降りろ。到着だ。
試験会場、国立多古場競技場。」
ヒーロー仮免許 取得試験当日。
相澤の指示でバスから降りるＡ組の生徒たち。
「緊張してきたァ、」
「多古場でやるんだ。」
「試験て何やるんだろう。ハー仮免取れっかなァ。」
「峰田、取れるかじゃない。取って来い。」
「おっもっ、モチロンだぜ！！」
ダラン、と前のめりで言う相澤に
峰田はビビりながらも返事をする。
「この試験に合格し仮免許を取得出来れば
おまえら
まっすぐ見据えて言う相澤。
心からの激励だろう。
「っしゃあ！なってやろうぜヒヨッ子によォ！！」
「いつもの一発決めて行こーぜ！」
切島が拳を構える。
「せーのっ、"Ｐｌｕｓ…」
そんな切島の背後にソワソワした男が入り込む。
「Ｕｌｔｒａ！！」
そして雄英生の誰よりも大きな声で言い切った。
「勝手に他所様の円陣へ加わるのは良くないよ。
イナサ。」
「ああ しまった！！」
イナサ、と呼ばれた男はグオッと体を反らす。
「どうも大変 失礼 致しましたァ！！！」
ガァン、と物凄い音を立てて頭が地面にぶつかる。
僅かに悲鳴が雄英高校側で上がる。
「なんだ このテンションだけで
乗り切る感じの人は！？」
「飯田と切島を足して二乗したような……！」
『(眠い。)』
「(この男……)」
ボーっとするAと対称に
相澤は何かに気付いたようだった。
「待ってあの制服…！」
「あ！マジでか、」
「アレじゃん！！西の！！！有名な！！」
ざわつき始める外野。
そこで爆豪が口を開いた。
「東の雄英。西の士傑。」
「数あるヒーロー科の中でも
雄英に匹敵する程の難関校───……士傑高校！」
そこでグアッと頭を上げたイナサ。
また元気よく話し始めた。
「一度言ってみたかったっス！！プルスウルトラ！！
自分雄英高校大好きっス！！！
雄英の皆さんと競えるなんて光栄の極みっス
よろしくお願いします！！」
ドロッと頭から血を流しているイナサ。
先輩達に促されやっと離れていった。
「夜嵐 イナサ。」
「先生知ってる人ですか？」
「すごい前のめりだな。
よく聞きゃ言ってることは普通に気の良い感じだ。」
葉隠や切島が呟く。
相澤は静かに夜嵐達の方を見た。
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mbftmm(プロフ) - とても面白い小説です！相澤さんとの関係の進展が楽しみだし主人公キャラが可愛い！大変かとは思いますが更新再開楽しみにしています！ (2022年11月26日 20時) (
レス) @page18 id: 17c26d4027 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 燐さん» 優しいお言葉ありがとうございます！！待って頂けている、ということだけでめちゃくちゃ頑張れます……！ありがとうございます！！ (2022年10月7日 10時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 鈴廻さん» 優しいお言葉ありがとうございます！！何とか時間を見つけて書いていこうと思います……！応援して頂けていると思うと、やる気が湧き出ますっ！ありがとうございます！ (2022年10月7日 10時) (レス) @page18 id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
燐(プロフ) - 気長に待ってるのでゆっくり自分のペースで更新してください (2022年10月6日 21時) (レス) @page18 id: 75579694ee (このIDを非表示/違反報告)
鈴廻(プロフ) - ゆっくり無理しないで頑張ってください!ずっと応援してます! (2022年10月6日 9時) (レス) @page18 id: 55af1cd0b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年4月3日 23時
