雪童子【文豪ストレイドッグス】

さんじゅういち ページ32

貴女side


独歩「太宰が行方不明ぃ？」

中島「昨日の事もありますし…」


土中だの拘置所だの言いたい放題である。




賢治「Aちゃんは知ってますか？」

貴女『ううん。出掛けたのは知ってるけど…
てっきりまた“じゅすい”だと思ったから…』



流石に

「え？あぁ治くんならポートマフィアに行ったよ」

なんて言える訳がない。




敦くんが呆れ半分、不安半分みたいな顔をする。




谷崎「ボクが調べておくよ」

中島「谷崎さん無事でしたか！」



治療を終えた潤一郎くんが戻る。

……無事で良かった。




今回の解体回数は四回らしい。

晶子ちゃん斬新な治療法だから…




乱歩「危機察知能力を養うことだね。
例えば…今から十秒後」



乱歩くんのその言葉で、その場に居た

独歩くん、賢治くん、潤一郎くんが姿を消す。




勿論、私と乱歩くんも逃げたよ？



ついでに私はそのまま探偵社を後にした。


乱歩くんはじっと見ていたけど

気を付けてね、とだけ云って送り出してくれた。

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