【名探偵コナン】愛され自由人Part２

５３話 ページ7

※少し流血注意

貴女side



貴女『さぁ"ソジュ"？始めましょうか…』

ｿｼﾞｭ「一般人もいるこの会場でか？ビジュー…」


貴女『もちろん、表に出てもらうわよ。
コードネームまで貰っておいて逆らうのね。
そして"あの方"にバレてるようじゃ情けないわ…』


互いに拳銃を向け合い

そのままゆっくりと扉を開け会場から出る。



────


ｿｼﾞｭ「…」

貴女『…』


デザートイーグル…

威力が高い拳銃を使っていたのね。



私が持ってる物では紙一重かしら…


零くんがサポートするかと合図したが

要らない、と返した。

零くんまで巻き込んで被害者を増やしたくない。




────パシュッ






サイレンサーの付いた銃をソジュが１発打つ。

その弾は私の頬を掠めていった。


貴女『脅しのつもり？』

ｿｼﾞｭ「それはどうかな？」



もう２回、発砲音が響く。

１発はまた私の方へ。



もう１発は…



貴女『バーボン伏せなさい！！！』

安室「っ！？」



咄嗟に伏せた零くんの肩を

ほんの少し削っていく弾丸。



ｿｼﾞｭ「騙されたな…」

貴女『しまった…！』






ソジュが再び発砲する。


今度は私の肩と太ももに直撃した。


幸い零くんには角度的に

掠った程度にしか見えてない、はず。



貴女『ッ…！！』




このままじゃ零くんが…！


情けない、情けないっ！！





私は感情を捨て去り

ソジュの心臓に１発…撃ち込んだ。



これでも銃の腕に自信はある。


弾丸はソジュの胸に吸い込まれるように進み

そのまま紅い花を撒き散らした。



そしてソジュはその勢いで

ゆっくりと重い、湿った音を立て地面に倒れた。

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