【名探偵コナン】愛され自由人Part２

過去編１６話 ページ25

貴女side


マンションが消し飛ぶんじゃないか

という位の轟音が響く。


貴女『ｯ……！』

ギュッと萩原くんに掴まる手の力を強める。


それに応えるように

萩原くんも私を強く支えてくれた。



轟音の余韻が消えるころ

そっと萩原くんが私の上からどく。


萩原「姫さん…大丈夫か？」

貴女『…お陰様で。ありがとう、萩原くん。』


辺りを見渡せば

見るも無残な屋上…というか荒れたコンクリが。



萩原「ﾌﾟﾊｯ…ところで何で銃を打ったんだ？」

防護服のマスクを外しながら萩原くんが聞く。



貴女『それは…ホラ、下への警告よ。
こんなにコンクリの破片が飛んでるんだもの。』

萩原「なるほど！松田…気付いたかな？」


貴女『気づいてるわよ！…きっと。
さぁ下に降りましょ！みんな心配してるわ！』

萩原「あ、おう！」



すでに防護服を脱ぎ捨てた萩原くんを連れて

ボロボロに崩れた階段を降りる。



下ではてんやわんやの大騒ぎ。

まぁこれでシーンとしてたら怖いけど、ね。

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