【名探偵コナン】愛され自由人Part２

５７話 ページ48

諸伏side


諸伏「とりあえず姫さんの家か？」

降谷「そう、だな…」



やっと来た降谷を急かして車を発車させる。



すでに真っ暗になった外は

冷たい雨が降っていた。



諸伏「降谷が怪我なんて珍しいよな。」



静まり返った車内の空気を変えようと

切り出した話題。



ホントにそう思ったんだし…良いよな？



降谷「Aに助けて貰ってしまった。」

諸伏「姫さんに！？」



降谷「ああ…」

諸伏「降谷でも助けて貰うことってあるんだな。
そういやその肩で運転して平気なのか？」

降谷「俺だって人間だからな。
心配はいらないさ。Aに比べればな…」



Aに比べれば…？



じゃあ…姫さんはもっと怪我を？

知ってて降谷は置いてきたのか！？



諸伏「……どういうことだよ。」

降谷「2ヶ所もかすり傷を負わせてしまった。」



かすり傷で本当に済んだのか？



降谷「きっと…嘘ついてんだろうな。」

諸伏「姫さんだからな。急ごうぜゼロ。」

降谷「ああ。」




急ごうぜ、言って少し後悔した。

ゼロ(コイツ)にハンドル握らせて急かしちゃダメだ。




降谷「舌を噛むなよォ！！」

諸伏「ヒィィィィｨｨｨ！！！」






────


その日にあった目撃証言で

公道では白のRX-7が暴走していたとかなんとか。

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