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no side





「怖い……?」


『使命感に燃えているんですよ……
見知らぬ患者に対しても……完治するために……』


「……当然じゃね??」





ちなみに盛り上がっているのは

3年とマネージャーだけである。


1年は爆睡、2年はそれぞれで別の事をしている。

(孤爪は安定のゲーム)





『たまに変なの連れてる人も居ますし?』


「「「!?」」」


『……?どうしたんすか?』




「あー……Aサン?それ、どういう……」


「待て黒尾!!聞くな!!」


「ハッ……つい……」


「知らなくて良いこともあるよ……!」


『……ふふ、何でそんな顔色悪いんですかぁ?
もしかして…"変なの"の正体が気になるとか……』





「ヤバい確信犯だぞコイツ!!
止めろ黒尾!Aを止めろ!!!」


「A!分かった!やめよう!!
話を変えよう!!な!」


『え〜?』





しょうがないですねぇ、と呟いたAは

後ろの席に座る孤爪を見る。





「……何?」


『お菓子たべる?』


「……もらう。」


『ふふ、はいどーぞ!あ、虎と招平にもあげる!』


「さ、サンキュ!」


「……ありがとう。」





小さな個包装のお菓子を渡すA。

3年組はまだハラハラしていた。←





「A、怖いの平気だもんね。」


『うん。ホラゲ大好き。お化け屋敷も好き。』


「"視える"タイプだっけ?」


『ううん。視えないよ。
波長が合ったりしない限りは、ね。』





含みを持たせたような言い方をするA。






「「「…………」」」


『まぁ私そういうの信じてないし?
居たとしても「はよ帰れ」くらいにしか思わない。』





あっけらかんと笑うAに

海と夜久は思わず顔を見合せ、黒尾は下を向いた。





「「「(Aって何者……??)」」」





そんな様子を見ていたAは

笑うのをこらえて3人の手にお菓子を置く。





『及川さんに貰ったゆ○しですがどーぞ!』


「お、おう……」


「あ、ありがとなA、」


「いただきます……」








──────



〜Aの生態〜


非現実的なものは信じてない。怖くない。

でも居たら面白いって思っている。

怖がっている人を見るのはもっと面白い性悪。




たまにそういう系のモノが視えちゃうけど

基本的に霊感はゼロ。





黒尾の背中に憑いてたナニカを

握り拳で撃退した伝説がある。(本人達は知らない)


byたまたま近くに居た霊感の持ち主

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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年3月25日 22時

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