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no side
「そろそろ新幹線の時間だな、」
粗方の片付けを終え猫又が呟く。
「また
Aも楽しそうに頷く。
「──────全国の舞台
沢山の観客の前で、数多の感情渦巻く場所で、
ピカッピカ キラッキラのでっかい体育館で、
"ゴミ捨て場の決戦" 最高の勝負 やろうや。」
「「─────！！」」
その言葉は日向達を奮い立たせるには十分だった。
「「「──────はい！！！」」」
一通り話し終え
烏野は音駒ベンチ、音駒は烏野ベンチへ移動する。
「「集合ーッ！！」」
主将の呼び掛けに返事をする部員たち。
Aはマネージャーなので猫又の横。
「「お願いしアス！！」」
「「しァース！！」」
猫又は前に並んだ烏野メンバーに話し始める。
「ー正直、予想以上の実力だった。
とくに攻撃。９番と１０番の速攻。
止められる奴はそうそう出て来ないだろう。
レフト２人のパワーも強力な武器だと思う。
あとは──────
いかに
「「ハイ！！！」」
「ーとは言えとにかく君等は
チームとして荒削りだし練習不足。
─────でも圧倒的
練習次第で相当強くなれるだろう。
全国大会で会おう。」
「あざス！！」
「「あザース！！」」
バッ、と頭を下げる烏野。
Aもニコニコとその様子を眺める。
バレーが出来て満足そうである。
.
ネットやら体育館整備やらの
大きな片付けを始めた両校。
倉庫では田中と山本が
マネージャーについて話したり。
影山が孤爪に話しかけようと
何か凄いオーラをまとっていたり。
犬岡と日向が
高校生らしからぬ会話をしていたり。
黒尾が月島に絡んだり。(雑)
「…"若者"だねえ。」
「……」
「ひっ！？」
「あっ！？スイマセンッ」
ビビる芝山。
それに対してさらにビビる東峰。
「あのヒゲちょこ…
１年生が恐がってんじゃねーか…！」
「あー…
こっから見ると親子に見えますねェ。」
「俺には誘。拐犯に見えます。」
「……A、出動願い出すね。」
『いえっさー！』
海に敬礼したAが駆けて行った。
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年3月25日 22時
