幼馴染は凄い【ハイキュー!!】【音駒】 (ページ27)

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５話ページ27

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「あの、」

『はい？』

声をかけられ振り返るA。

背後に居たのは背番号９番、影山飛雄。

「中学ん時、ＷＳでしたよね。」

『え……うん。そうだけど……』

「俺、アナタにずっとトス上げたかったんです！」

『へ！？』

Aの驚く声に他数名の声も被る。

「か、影山！？」

「月バリに中学生特集で載ってるのを見て、」

影山は興奮した様にAに詰め寄る。

「水瀬A先輩！俺のトス、打って下さい！」

『ええっ！？』

「影山っ、その、先輩……？有名な人なのか？」

回収されていた日向が

ひょっこりと顔を覗かせる。

「日向知らねぇのか！？超有名人だぞこのボゲ！」

『いや！そんな大層な者では……！』

「？ベストスパイカー賞を
３年連続で取ってるのって凄いっスよね？」

「「３年連続！？」」

『何故それを！？！？君セッターだよね！？』

「セッターだからこそ、
すげぇスパイカーは覚えてるもんスよね。」

『くぁwせdrftgyふじこlp』←

もはや日本語では無い何かを叫ぶA。

猫又や黒尾は爆笑している。

「おーい影山、とりあえず落ち着けって。

音駒のベンチに見覚えある子いるな～って思ったら
Aだったんだな！久しぶり！」

『菅原さん！？お久しぶりです！』

「もう怪我は大丈夫か～？
あん時は田中がすまなかったべ。」

『いえ、全然大丈夫ですよ！
あれはボーッとしてた私も悪いですから！』

うりゃ、とAを撫で回す菅原。

Aも目を細めそれを受け入れる。

「いい子だなぁ～大地～貰ってこうぜ～」

「スガ、気持ちは分かるが止めなさい。」

ぎゅう、と抱き締められるA。

そんなAの腕を影山が引く。

「水瀬先輩！」

『あー…でも、私今マネージャーだし…
ねぇ？猫又監督？』

「まだ時間はあるし大丈夫だろ。」

『！？一番にダメって言うかと思ってたのに！』

「俺も見たくなった。」

『えっ、』

「三試合、大人しくしてたからな。」

にしし、と笑う猫又。

「じゃあ、アレだ。３本だ。
烏野のセッターよ、こいつに３本上げてやれ。」

「！っス！」

「何で３本？」

首を傾げる日向に

黒尾がニヤニヤ笑いながら説明する。

「１本はおたくのセッター君の為だよ。」

「ｯ！？か、影山の！？」

驚く日向と、喜ぶ影山。

ストレッチするAと笑う黒尾。

カオスである。