幼馴染は凄い【ハイキュー!!】【音駒】 (ページ17)

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no side

あっという間に日付は進み

５月６日の朝８時５０分烏野総合運動公園の球技場。

音駒高校と烏野高校が対面する。

「集合！！！」

烏野の澤村大地の号令。

Aは並んだ彼らの後ろで

とある人物達を見つけ思わず目を見開く。

「あ"っ！！？」

烏野の日向翔陽が上げた声に

皆が思わず視線を向ける。

彼の前には孤爪が気まずそうに立っていた。

「挨拶！」

澤村の声を合図として両校が元気よく挨拶をする。

「お願いしアス！！」

「しアース！！！」

.

挨拶を終え荷物を置きに向かう部員と

孤爪に駆け寄る日向。

AもAでマネ業をしつつも

烏野の方へ近寄る。

『さっ、澤村さん！！』

「ん？あれ……君、去年の……Aか！」

『はい！水瀬Aです！お久しぶりです！』

「久しぶり！
そうか、音駒のマネージャーだったんだな。
菅！田中！あー……また絡んで……」

面識のある菅原孝支と田中龍之介を呼ぶも

彼らは音駒の方で話している。

『や、あれはウチが悪いんで……すみません……』

「こちらこそすまない……
また時間があったら話そうな！」

『はい！』

ペコリと頭を下げたAは

山本達の方へ駆けていく。

『あーっ！！潔子さんっ！！』

「えっ……もしかして、Aちゃん……？」

『です！潔子さんもお久しぶりです！』

「久しぶり。会えて嬉しい。」

『私も嬉しいです！』

Aの交友関係は謎だ。

「Aちゃん、今日は頑張ろうね。」

『はい！』

再びペコリと頭を下げると

Aは黒尾の後を追うべく体育館に入る。

.

体育館では黒尾と澤村が握手を交わす。

凄い笑顔の２人を

これまた笑顔のAが見守る。

「「(あコイツ食えない(・・・・)タイプの奴だ)」」

『(２人して怖いわ。
てか絶対澤村さん怒ったら怖い人だなぁ。
テツはまぁテツだよね。うん。)』

そんな２人を見終えたAは

素早く荷物を広げ、ボトルやタオルを用意する。

「水瀬、烏野に挨拶行くぞ。」

『えっ、さっきしましたけど。』

「今度は先生陣にだよ。」

『えー……』

「えー……じゃない！」

ちなみに山本主催の賭けは

Aを含め、犬岡、芝山の勝ちとなった。