薬局 ページ12
no side
裏道「あ"ー……」
貴女『あ"ー……』
兎原「何スか2人して!!」
貴女『タイミングって大事だねえ。』
裏道「だな。」
目が笑っていない薮陰。裏道も然り。
貴女『兎原くん何してんの?』
兎原「いや……何かツマミ買おうかな〜って。」
貴女『……昼から飲むつもり?』
兎原「え"っ、あ、いや……」
貴女『明日、撮影だよね?』
兎原「……ハイ。」
薮陰はニッコリ笑うと兎原の持つカゴに入っていた
チューハイ缶やらを取り出し棚に戻す。
兎原「…………」
貴女『昼からやっすい酒入れると悪酔いするから
飲むなら高い酒飲んで潰れな。』←
兎原「潰れ!?」
ケラケラ笑ってどこかへ歩いていく薮陰。
残された裏道と兎原は顔を見合わせる。
裏道「……アイツなりの気遣いだから。」
兎原「っス……」
裏道「…………1本だけなら怒られないよ。」
裏道はそれだけ言って薮陰の後を追って行った。
本当に残された兎原は
カゴに残った一缶のチューハイを見て苦笑する。
兎原「2人に免じて今日は1本で我慢しよ。」
ふふん、とご機嫌そうに会計を済ませた兎原。
貴女『酒に溺れて記憶も酒に溶かして消したい。』
裏道「激しく同意。」
貴女『明日撮影とか無理。』
裏道「既に帰りたい。」
死んだ魚の目をした2人は
淡々とカゴに買う物を放り込みレジに向かう。
貴女『そういや明日お絵描きやるって。
何だっけ、自分の友達を描くんだよね。』
裏道「俺8割の頻度で夢に出てくる小鳥さん描く。」
貴女『小鳥さん…………??』
スペース薮陰。←
裏道「Aは?」
貴女『捨て猫。』
裏道「捨て猫……??」
貴女『ちっっっとも懐いてくれないけど
猫缶あげる時だけ可愛く鳴く捨て猫。』
裏道「……そっか、」
何とも言えない顔をする裏道。
薮陰もとくに表情は無い。
貴女『さ、帰って洗濯再開するよ。』
裏道「うぃーす……」
- - - - - - - - - - - - - - - - -
うらみちお兄さん、返ってきました!!
長らくお待たせしてしまいすみませんでした!!
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←ダンベル放し飼い
100人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
沙羅(プロフ) - 元、白玉の星さん» も…申し訳ありません……約束は取り付けてあるんです、あと少ししたら多分その、返ってくると……()もう少しだけお待ち頂けたら幸いです(泣) (2020年6月7日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
元、白玉の星 - 恐ろしく漫画がかえってきてない……! (2020年6月7日 20時) (レス) id: 5158f6f325 (このIDを非表示/違反報告)
聖星 要(プロフ) - ですね() (2019年12月19日 16時) (レス) id: a2b414f3c3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 聖星 要さん» コメントありがとうございます。単行本派の人間なんでpixivは知りませんでした()pixiv優秀ですね() (2019年12月15日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
聖星 要(プロフ) - pixivコミックにうらみちお兄さん載ってました← (2019年12月15日 12時) (レス) id: a2b414f3c3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沙羅 | 作成日時:2018年3月29日 1時