【名探偵コナン】愛され自由人

１４話 ページ15

貴女side


貴女『はいどうぞ。』


女子「ありがとうございます！」

女子2「良かったわねー蘭！」


見た感じ高校生かしら……？


女子「ナイフでカバンを切られてしまって…」

貴女『そう…それは大変だったわね…
腕に怪我は無い？』


蘭 「はい！おかげさまで！
あの、私、毛利蘭といいます！
何かお礼がしたいのですが……」


貴女『ありがとう。……でも
お気持ちだけ貰っておくわね。

むしろ遊び相手を作ってくれて
感謝してるくらいだから。』


蘭 「あ、遊び相手？」

貴女『あ。何でもないの、気にしないで！』


しまった……何言ってるのよ私……


女子2「あのー…」

貴女『……？』

女子2「お姉さん、どうやって
ナイフを持った犯人を倒したんですか？」


あ、鈴木園子です！、と慌てて

自己紹介を混ぜながら聞いてくる。


なんとも微笑ましいわね…



貴女『それはね…手刀って分かるかしら。
簡単に言うと首の裏を叩いたのよ。

首って沢山の神経があるでしょう？
刺激すると異常を起こす場所があるみたい
なのよ。詳しくは知らないけどね。』


園子「へぇー！かっこいいですね！
蘭と戦えるんじゃない？」

蘭 「やめてよ園子！勝てるわけないでしょ！」


貴女『あら、蘭ちゃんは何かしてるの？』

蘭 「か、空手を一応……」

園子「都大会で優勝したのよねー」


都大会優勝……


貴女『じゃあ私と戦ったら余裕よ！
空手なんてやったことないもの。』

園子「あれ？手刀って空手じゃないんですか？」


貴女『うーん…技としてはあるかもね。
私の場合は護身用だから
特定の競技の技ではないの。』

蘭 「そうなんですか…！」




園子「あっ！！」

蘭 「ど、どうしたのよ園子！」


園子「もう少しで電車が出ちゃう！」

蘭 「えぇー！？」


貴女『ふふふ、ほらいってらっしゃい。
またどこかで会ったらゆっくり話しましょ。』

蘭 「は、はい！ありがとうございました！」

園子「じゃあまた！お姉さん！」

貴女『またねー』


賑やかな２人を見送ったあと腕時計を見る。


貴女『３０分くらい経ったんじゃない？』

降谷「A。」

貴女『！？』


気配消して背後に立つな。


降谷「驚かせたか？」

貴女『毎度のことだけどね？
さぁ！お酒を選びましょ！

あ、皆に連絡してくれた？』


降谷「会場はAの家になった。」

貴女『えー！？まぁ良いけど…
じゃあ早く選んで帰りましょ。』

降谷「おう。」


部屋…綺麗だったはず……

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