【名探偵コナン】愛され自由人

３４話 ページ35

no side


貴女『ｯは……』

赤井「凄い顔だな。」


貴女『"瞳で"って言ったのに……』

赤井「"抗えない誘惑"、だったからな。」


顔を赤くするAと

ニヤリと笑う赤井。


Aの反応を見る限り

恐らくキスへの耐性は少ないのでは。←


貴女『人目だってあるのに……』

赤井「なに、誰も見ちゃいないさ。」

貴女『そういう問題じゃないです！』


顔を赤らめて頬を膨らますAは

男が見れば唆(そそ)られるもので。



それを間近で見ている

赤井は己の理性と戦っていた。



赤井「…反則だ。」

貴女『？』

赤井「…いや…気にしないでくれ。」

貴女『そうですか？』


ああ、そう言ったきり赤井は黙り込む。

Aはそれを不思議そうに見ていた。



貴女『そろそろお開きにしますか？
秀一さんもお仕事あるでしょうし……』

赤井「少々もったいないな……」

貴女『秀一さん酔ってます？』


赤井「いや、酔っていない。」

貴女『じゃあ平気なうちに帰りましょ？
歩けば酔いも覚めますよ。』

赤井「……分かった。」



Aが支払おうと財布を出せば

それを赤井が片手で制し

自分で全て払ってしまった。



貴女『あ……ご馳走様です……？』

赤井「前ほど『払う』と騒がなくなったな。」

貴女『デコピンが痛かったので。』←




……何があったんでしょうか←



そのままバーを出て

エレベーターに乗り1階まで降りた2人。


赤井はAをタクシーに乗せ

Aは赤井に礼を言った。



とりあえず今日はお開きみたいです。←


--------------

ちょっとスランプ気味ですが

そこはお気になさらず←

３５話→←３３話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す