遠慮します・２【名探偵コナン】

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またしても苦手な数字(49)が
ちゃっかり並んだので飛ばしました……
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沖矢side


貴女『母上直伝の煮物ですから
味の保証は出来ますよ』


本当に…何から何まで

彼女のご両親はしっかりしていたんだろう


礼儀作法から料理……

幅広く教えていたんだな



ボウヤはまだ少し疑っているんだろうな


先日…彼女が泣いてしまったとき

流石にやり過ぎたとお互い思ったが……


ボウヤは真実を知らないわけで


話して欲しくないと言われたので

詳しくは話さないが……



沖矢「コナン君は先約だったようなので
お茶はまた今度お願いしても？」

貴女『あ、ごめんなさい沖矢さん
是非また今度お願いします！』


ほんの少し眉毛を下げて

申し訳なさそうな顔をする彼女が

酷く愛おしく見えて


守ってやりたいと、

今の立場で言えるわけないのに

そんな風に思ってしまった



沖矢「コナン君、少しだけ…」


じゃあ、と家に戻って行く彼女が

一瞬だけこちらを見たのは

恐らくあまり話すなということだろう


ｺﾅﾝ「…赤井(・・)さん、あの子…どう？」


外なので変声機は切れないが口調は戻す



赤井「彼女は……何も問題は無い」

ｺﾅﾝ「え、ホント！？」



赤井「組織とは何の関係も無かった
これだけは言える。ただ……」

ｺﾅﾝ「た、ただ…？」


赤井「余り踏み込むのはよろしくなさそうだ
彼女にも彼女なりの事情がある。

どうしても気になるならば…
彼女と距離を縮めて聞くしか無いな」


ｺﾅﾝ「そ、そうなんだ…」


赤井「ほら、ボウヤ行かないのか？」

ｺﾅﾝ「えっ、あっ！うん！じゃあまた！」



パタパタと走っていくボウヤを見送り


まだほんのりと温かい煮物皿を持って

俺も家に戻った

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