遠慮します・２【名探偵コナン】

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貴女side


貴女『あのねー！今日はお母さんから
お兄ちゃんの所で待っててね！って言われたの！』

安室「…そうだったのかい？
じゃあいい子にしていてくれるかな？」

貴女『もちろんだよー！』



店内で(安室さんの腕の中で)

元気な子どもを演じて返事をする


お客さん達がぽかんとこっちを見る

あの男の人も同じ


安室「ああ！お騒がせしました！
この子は親戚の子なんです！」


安室さんの咄嗟のフォローに

お客さん達が納得する

ありがたやぁ←


貴女『(…つけられてるかもしれないんです)』

安室「(あの男性ですか？)」


コソコソと耳元で話せば

すぐに気付いてくれた


…沖矢さんに言ったら

多分彼の目は開眼するだろうね←


貴女『(確証は無いんですが…)』

安室「(少し探ってみましょう)」

貴女『(ありがとうございます！)』



────


スゥーっとあの男の人に近づく安室さん

素晴らしい営業スマイルで接客を始めた


安室「いらっしゃいませ！空いてるお席にどうぞ」

男性「あ、えっと…はい…」


安室「ご注文が決まりましたらお呼び下さいね！」



人ってあんな簡単に嘘つけるのね←


そう言えばさっきあの男の人とぶつかった時

何かを帯に挟まれた気がする


貴女『……』


そっと帯に手を当てれば

あの男の人がかすかに顔を歪めた


それには安室さんも気付いたみたいで

やっぱり公安は違うわ…←



貴女『お兄ちゃん！帯がいつもより苦しい！』

安室「え？キツく巻いちゃったのかい？」

貴女『ううん！来るまでは平気だったのに！』

安室「うーん…どうしてだろうねぇ…」



────ガタッ



いきなり立ち上がった男の人

顔色は最悪


……かかった

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