遠慮します・２【名探偵コナン】

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貴女side



──ピンポーン──


心臓がバックバクだけど

とりあえずインターホンを押す


沖矢「はい」

貴女『早いなおい』←


まだ「ピンポーン」の

「ポーン」が残ってるよ！？


沖矢「いえ、姿が見えたのでちょうど」

貴女『……ソウデスカ』


沖矢「それで…何かご用でしたか？」

貴女『煮物を作ったのでおすそ分けに』

沖矢「おや、それは嬉しい」


貴女『母上直伝の煮物ですから
味の保証は出来ますよ』

沖矢「ホォー…それは楽しみですね」


赤井さん出てたのは気のせいかな？←



貴女『ではそろそろ……』

沖矢「…上がって行きませんか？」

貴女『え？』


沖矢「煮物のお礼にお茶でも」

貴女『いえ、そんなご迷惑ですし…』


どうやって断ろうかな……


ｺﾅﾝ「あれ？沖矢さんにAちゃん？」

貴女『え？』

沖矢「おや？コナン君じゃないですか」


ｺﾅﾝ「Aちゃん…家にいないと思ったら
沖矢さんの所にいたんだね？」


もう帰って来てたのか

……いや、哀ちゃんいたから当たり前か！←


貴女『ああ…ごめんなさい
(哀ちゃんと)すっかり話し込んじゃってて』

ｺﾅﾝ「そうなの？昴さん」



何でそんなに疑った顔なのよ江戸川くん



沖矢「……えぇ！煮物を頂いたのですが
彼女のお母さん直伝だと聞いて
とても興味をそそられまして……」

ｺﾅﾝ「そっか！」


え……赤井さん……スパダリですか！？

イケメンかよ！！←


ｺﾅﾝ「それでAちゃん！」

貴女『何でしょう？』


ｺﾅﾝ「家に遊びに行っても良い？」

貴女『……』

沖矢「ﾌﾌｯ…」


笑ってないで助けて下さい赤井さん


ｺﾅﾝ「ねぇー…ダメかな？」

ダメです


貴女『えっと…うん、良いよ』

ｺﾅﾝ「ホント！？ありがとう！！」


沖矢「コナン君は先約だったようなので…
お茶はまた今度お願いしても？」

貴女『あ、ごめんなさい沖矢さん
是非また今度お願いします！』


沖矢「コナン君、少しだけ…」


沖矢さんが江戸川くんを手招きしているので

じゃあ私は家で待ってると伝え


とりあえず家に戻る


…トリッパーだと、話さないで下さいね？



そんな意味も込めて

沖矢さんの方を一瞥(いちべつ)しておいた

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