目が見える・５ ページ6
貴女side
与謝野「覚悟は善いかぃ？」
貴女『は、はい！』
よく判らないけれど
何やら台に縛り付けられた
ついでに与謝野さんの方から
ギュイイイイインという凄い音がする←
与謝野「目ェつぶってな！！」
元々目は閉じてますが……
取り敢えず目に力を入れて閉じる
途端、痛s((
────────
……眩しい？
瞼の向こう側が明るい……？
貴女『！！！？』
バッと起き上がれば
そこはベッドのような物がある部屋
与謝野「起きたかぃ？」
貴女『わぁっ！？』
白い洋服…？と黒いスカート…？を着た
髪に飾りを付けた綺麗なお姉さんがいた
与謝野「妾が与謝野 晶子さ
おやァ…アンタ、綺麗な目ェしてるじゃないか」
貴女『よ、さのさ……』
視界がぼやけるのは涙だろうか
与謝野「ホラ、泣くのは早いよ
乱歩さんのところに行ッて来な」
貴女『は、はい！！』
フラフラと初めて見る物を見ながら
扉の取っ手に手をかける
長い廊下を歩いて
《探偵社》と書かれたプレートを見つける
字が読める……
貴女『失礼、します…』
ガチャりと音を立てて開く扉
眩い光が一気に目に流れ込む
貴女『うぅっ……』
色、色、綺麗な物が沢山あった
貴女『乱歩さん…？』
皆様が顔を伏せるのは何故だろうか
見たことのない洋服が溢れていて
何処にいるのが乱歩さんなのか判らない
乱歩「Aちゃん……」
横から聞こえた声にバッと振り向く
貴女『乱歩……さん…？』
乱歩「…うん」
そこにいたのは
帽子をかぶって目が細い
とっっても素敵な男性だった
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作者名：沙羅
| 作成日時：2018年3月22日 21時
