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目が見える・3 ページ4

貴女side



乱歩「着いたよ!」

貴女『は、はい!』


太宰「あ!来てくれたんだねAちゃん!」

貴女『太宰様!お久しぶりです!』

太宰「相変わらず美人さんだねぇ」

貴女『あ、ありがとうございます…///』


乱歩「ちょっと太宰!
僕のAちゃんに手を出さないで!」


ガシリと両手を掴まれて

そのまま乱歩さんに連れて行かれる



────



太宰「…本当に溺愛してるねぇ……」

国木田「判り切ったことだろう」

敦 「ですね」


谷崎「そういえばナオミ」

ナオミ「なんですの?」

谷崎「い、いや抱き着かなくても……
ゴホン、与謝野さんッて古傷も治せるの?」

ナオミ「あら、確かにそうですわねぇ……」


鏡花「外傷なら治せる」

賢治「そうなんですか?」


谷崎「へェ…鏡花ちゃん詳しいね」

鏡花「さっき乱歩さんと話してた」


賢治「じゃあ牛子の傷も治せますね!」

ナオミ「牛子?」

賢治「桶で殴った傷があるんです!」

ナオミ「そ、そうなんですか……」



────



与謝野「来たねA」

貴女『よ、よろしくお願い致しますっ!』

乱歩「与謝野さん…真逆……」


真逆……?



与謝野「おやァ…?乱歩さん……
今更かぃ?妾の治療は何時もこれさ…」

乱歩「わ、忘れてた……
Aちゃん!気をしっかりね!!」

貴女『え、えぇ?判りました……』


痛い治療なんでしょうか…


乱歩さんに肩を掴まれて

グラグラと揺らされる



与謝野「治療室に案内するよ。ついて来な」

そう云われて

与謝野さんに手を引かれる



目が見えるようになるならば

どんな痛い治療でも耐えてみせます!!

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作者名:沙羅 | 作成日時:2018年3月22日 21時

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