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no side
「戻ったか。」
『終わった。』
「……フン。取引人たちは？」
『……殺した。売上を横領してた。良いんでしょ？』
駿東は最初に呼び出された倉庫でジンと対面する。
ジンはピスコからの報告を得ていたが、
初めて聞いた、とでも言うように耳を傾けていた。
「……ああ。構わねェ。
『！』
「どうした？
……まさか証拠も無しに殺ったんじゃねェよな？」
意地悪い笑みを浮かべて言うジンに、
駿東はスッと目を細める。
『……証拠は無い。
お金を手渡ししているのを見た。』
「そんなのは何とでも言える。」
『……以前にも、帳尻が合わないことがあった？』
「さァ……覚えてねェな。」
『……証拠は無いけど、
「あ？」
駿東はホルスターに入れていた拳銃を取り出す。
「おい、何のマネだ。」
『うるさい、動くな。当たる。』
「！？」
ドンッ、という発砲音と共に銃弾が飛び出し、
ジンの後ろにあったコンテナに着弾した。
『……ねェ、おじさん。一緒に倉庫にいたでしょ。』
「…………」
「……もう良い、出て来い。」
コンテナの陰から出て来たのは紛れもないピスコ。
ジンとウォッカの横に並んで駿東を見た。
『……』
「……はぁ、銃を下ろせ。証言してやろう。
横領は事実で私も見た。これで良いか？」
『……ほら、本当。』
「クソガキ……まぁ良い。
今日のことは上に報告しておく。失せろ。」
駿東は拳銃をしまい、踵を返す。
2、3歩ほど歩いたところでふと立ち止まると、
首だけでジンに振り返る。
『……私、隠し撮りされるの嫌い。部屋も……』
コンテナに弾丸が着弾した部分。
よくよく見ると小さなガラス片の様なものが
めり込んでいた。
「「「！」」」
『……それだけ。じゃ。』
再び歩き出した駿東。
今度は一度も止まらず倉庫を後にした。
「……気付いてやがったんですかね。」
「……ウォッカ、ホテルに連絡してカメラを外させろ。
寝床まで見張る必要は無い。」
「へい！」
「ﾁｯ……銃の使い方を知らねェと抜かして、
小型カメラを撃ち抜くってのはどういうことだ。」
「……天性の才能か、嘘をついていたか。」
「……嘘だったとしても、組織に入っちまえば良い。
……使ってやるさ。」
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かるぴん(プロフ) - 沙羅さんお元気そうでよかったです！丁寧なお返事ありがとうございます！更新される日をたのしみにしています！お体に気をつけてお過ごしください〜！！ (7月4日 22時) (
レス) @page22 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - かるぴんさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて、書いていて良かったと思えますありがとうございます！！また更新していくので、どうぞよろしくお願いいたします！！ (7月4日 12時) (レス) id: fccd246cdb (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ウルさん» コメントありがとうございます！隙間隙間に下書きを書きつつあるのでもう少しお待ちくださいませ！応援ありがとうございます！！ (7月4日 12時) (レス) @page22 id: fccd246cdb (このIDを非表示/違反報告)
かるぴん(プロフ) - あまりの面白さに読む手が止まりませんでした！続きを読める日を心待ちにしてます！！ (7月4日 8時) (レス) @page22 id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
ウル - 更新待ってます、頑張ってください!応援してます! (2023年5月3日 8時) (レス) @page21 id: ec66583caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2022年5月7日 10時
