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夏目side


ニャンコ「…そうか」

夏目「何か関係あるのか?
神宝山も出て来た気がするんだ!」

ニャンコ「恐らく…だが、確信はない
今度、宅飲みすると言って連れてこよう

…そこで聞けば良かろう」


あれ?ニャンコ先生が

頼れる先生に見える…眼科行こうかな…


ニャンコ「今、失礼なことを考えたろ」

夏目「いや、何も?」

ニャンコ「…」

夏目「…」


────





ニャンコ「帰ったぞー」

そう言いながら窓を開ける先生


夏目「うわっ、酒くさ!?」

首に小さな酒瓶を下げてる


夏目「何だよ先生。まだ飲む気か?」

ニャンコ「阿呆、そんなわけなかろう
器をよこせ。」


とりあえず盃を置く


ニャンコ「これはな、酔い覚ましの水だ
お前も飲んでみるか?」

夏目「本当に水だろうな」

ニャンコ「当たり前だ」


恐る恐る飲んでみる

瑠璃色に近い水だった


夏目「…うまい」

ニャンコ「飲み過ぎると腹を下すらしい
…量が分からんがな」

夏目「…え」


ニャンコ「にゃっ!!」

夏目「な、なに!」

ニャンコ「盃一杯で多いらしい」


何それ、強すぎだろ!!


おれとニャンコ先生の腹が鳴る


…ヤバい



夏目「…!何だこの袋」

なにか書いてある…



──斑へ──


お前の事だから飲み過ぎるかもしれん

故にこの薬草を付けておく

半分だけ葉を噛んで飲み込め

苦いからな



夏目「…だって」

ニャンコ「半分よこせー!」

夏目「じゃ、じゃあおれも…」



一心不乱に葉を噛む

…苦かった、かなり。

禄→←肆



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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年10月28日 21時

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