伍 ページ7
夏目side
ニャンコ「…そうか」
夏目「何か関係あるのか?
神宝山も出て来た気がするんだ!」
ニャンコ「恐らく…だが、確信はない
今度、宅飲みすると言って連れてこよう
…そこで聞けば良かろう」
あれ?ニャンコ先生が
頼れる先生に見える…眼科行こうかな…
ニャンコ「今、失礼なことを考えたろ」
夏目「いや、何も?」
ニャンコ「…」
夏目「…」
────
夜
ニャンコ「帰ったぞー」
そう言いながら窓を開ける先生
夏目「うわっ、酒くさ!?」
首に小さな酒瓶を下げてる
夏目「何だよ先生。まだ飲む気か?」
ニャンコ「阿呆、そんなわけなかろう
器をよこせ。」
とりあえず盃を置く
ニャンコ「これはな、酔い覚ましの水だ
お前も飲んでみるか?」
夏目「本当に水だろうな」
ニャンコ「当たり前だ」
恐る恐る飲んでみる
瑠璃色に近い水だった
夏目「…うまい」
ニャンコ「飲み過ぎると腹を下すらしい
…量が分からんがな」
夏目「…え」
ニャンコ「にゃっ!!」
夏目「な、なに!」
ニャンコ「盃一杯で多いらしい」
何それ、強すぎだろ!!
おれとニャンコ先生の腹が鳴る
…ヤバい
夏目「…!何だこの袋」
なにか書いてある…
──斑へ──
お前の事だから飲み過ぎるかもしれん
故にこの薬草を付けておく
半分だけ葉を噛んで飲み込め
苦いからな
夏目「…だって」
ニャンコ「半分よこせー!」
夏目「じゃ、じゃあおれも…」
一心不乱に葉を噛む
…苦かった、かなり。
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年10月28日 21時