【夏目友人帳】妖だって人を好きになる (ページ9)

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質ページ9

夏目side

夏目「先生、行こう」

ﾆｬﾝｺ「…ぬ、本気か？喰われてしまうぞ」

夏目「良いんだ、先生が守ってくれるだろ？」

ﾆｬﾝｺ「この……ｯ…仕方あるまい、乗れ夏目！」

夏目「…！ありがとう！」

ニャンコ先生の背中に飛び乗る

────

着いたのは枯れ木の山道

暗く、嫌な気配がした

ﾆｬﾝｺ「ここだ」

夏目「……」

草は枯れ岩肌の出た山道だった

ニャンコ先生は相変わらず

本来の姿のままだ

ふと何かが横をすり抜けた

直後に刃物の様な物が向かってきた

ﾆｬﾝｺ「避けろ、夏目！」

夏目「う、わっ！」

黒くて形の定まっていない妖だった

妖怪「ゥ…ヒト…ヒトダ…ヒト…コロス…！」

夏目「なっ…」

？？「「お下がり下さい！！」」

声が重なって聞こえた

振り向くとお互い逆の片目に包帯を巻いて

ボロボロの番傘を持った妖が2体飛んできた

さっきのよく分かんない妖に

番傘を突き刺すとそいつは消えた

？？「「お越し頂き感謝します
斑様と…そちらは夏目様ですな？
主様を頼みましたぞ

我々はこちらにて護衛に務めます」」

そう言うと

その2体もおれ達を超えて飛んでいった

ﾆｬﾝｺ「行くぞ夏目」

夏目「あ、ああ…」

少し歩くと岩陰に穴があった

ﾆｬﾝｺ「彼処(あそこ )だ」

夏目「この穴か…」

ﾆｬﾝｺ「違う、こっちの穴だ」

大きな穴を見ていると

その脇にあった少し小さめの穴を先生は指した

ﾆｬﾝｺ「入れ」

夏目「…」

恐る恐る入ってみると

入口より中の方が大きかった

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文字数ｩ…