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「そう言えば水谷さん、頬赤いよ?大丈夫?」


『ちょっとぶつけました。』


「そう…?お大事にね!あ、助っ人ありがとね!
良いトスだった!またよろしく!」


『……ども。』





Aはペコリと頭を下げ体育館を後にする。

そのまま運動靴に履き替えテニスコートに走る。





『遅れました。』


「あ、A!お疲れ様!」


『……お疲れ、幸村。』





Aは軽く手を挙げ部室に入る。

荷物を置き帽子とノートを持って外に出れば

目の前には真田。





『おぉ……ごめん、邪魔だった。』


「いや、大丈夫だ。
それよりA、その頬はどうした。」


『え……まだ赤い?』


「質問に答えるんだ。その頬はどうした。」





若干怖い真田の目。

何かを察しているのだろうか。





『……ぶつけた。』


「どこで。」


『……教室。よそ見してたらぶつけただけ。』


「……そうか。」





真田はそれだけ言うとコートに戻る。

Aは流れた汗をそっと手の甲で拭った。





『……』





ドリンクを作りに水道へ向かうA。

そんなAの様子を2年生は見守る。

何かおかしい、そう確信して。

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沙羅(プロフ) - I like chocoさん» コメントありがとうございます!気まぐれ更新ですが頑張りますねー! (2020年3月9日 14時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
I like choco - お、面白い!続き待ってます! (2020年3月9日 13時) (レス) id: 1b7c1dd1e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年6月13日 23時

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