ヨコハマ ギヤングスタア パラダヰス(後編) ページ24
貴女side
くっ……拳銃二丁使いか……
ナオミ「兄様……大丈……夫?」
貴女『ナオミさんっ!』
谷崎「ナオミッ!!」
──ナオミッナオミ!しっかりナオミッ目ェ…
如何しよう…【手を出す訳にはいかない】…
谷崎「し 止血帯 敦くん止血帯持ッて無い?」
止血帯じゃあ無駄だ……深手だから……
下手に動かしたら不味いかも……
谷崎「い 医務室まで運ばないと 敦くん
脚持ッて────」
樋口「そこまでです
貴方が戦闘要員ではないことは調査済みです
健気な妹君の後を追って頂きましょうか」
谷崎「あ?チンピラ如きが────」
樋口「!」
谷崎「ナオミを傷つけたね? 『細雪』」
樋口「(雪……?この季節に?)」
谷崎「敦くん、Aさん 奥に避難するンだ
こいつは───ボクが 殺す」
樋口「くっ」────ドドドドド!!
────キンッキンッ……
樋口「!?」
谷崎「ぼくの『細雪』は
雪降る空間そのものをスクリーンに変える」
樋口「なっ……何処だ!」
谷崎「ボクの姿の上に背後の風景を『上書き』した
もうお前にボクは見えない」
樋口「しかし……姿は見えずとも弾は
中る筈!」
樋口さんはさらに打った────が
谷崎「大外れ」
樋口「────ッ!?」
谷崎「死んで終え────!」
如何するべきか……私は探偵社員……
手を出さないに越したことは無い……
《ゴホ ゴホ》
黒い刃が谷崎さんを貫いた
────ドサッ
貴女『谷崎さんッ!!』
「死を惧れよ 殺しを惧れよ 死を望む者
等しく死に望まるるが故に──ゴホッ」
敦 「な────」
芥川「お初にお目にかかる
芥川「そこな小娘と同じく卑しき
ポートマフィアの狗────」
樋口「芥川先輩 ご自愛を──此処は私ひとりでも」
芥川「人虎は生け捕りとの命の筈だ」
……生け捕りか
樋口「────済みません」
敦 「人虎…?生け捕り…?あんたたち一体」
芥川「元より僕らの目的は貴様一人なのだ人虎
そこに転がるお仲間は────
いわば 貴様の巻添え」
敦 「僕のせいで皆が────?」
貴女『敦さん!耳を貸さないで!!』
芥川「然りそれが貴様の業だ人虎 貴様は
生きているだけで周囲の人間を
損なうのだ」
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issu(プロフ) - あの、与謝野先生は、国木田くんのこと国木田って呼び捨てのはずです (2018年10月6日 6時) (レス) id: 9f68ff9d03 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 日飫さん» すいませんでした。外しました! (2017年3月5日 17時) (レス) id: 928aa37187 (このIDを非表示/違反報告)
日飫(プロフ) - オリジナル作品ではないため、オリジナルフラグを外してください。違反になってしまいますので。お願いします。 (2017年2月19日 18時) (レス) id: 8d4cf36704 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - オツキミさん» 有難う御座います!とても励みになりました!是非良かったらこれからも宜しくお願い致します! (2017年2月12日 14時) (レス) id: 928aa37187 (このIDを非表示/違反報告)
オツキミ - 狼ネタが大好きなのでこの小説は読みがえがあります!これからも頑張ってください! (2017年2月11日 22時) (レス) id: 95671d9ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2017年1月30日 17時