【文豪ストレイドックス】義妹は探偵社員と恋をする

入社試験当日の朝 ページ18

貴女side

朝、目が覚めると

もう福沢さんもお兄ちゃんもいなかった


窓の外に紙が置いてあった

石で抑えてある…？


貴女『？』


その手紙を手に取ると

〜拝啓〜

江戸川乱歩の妹様にお伝え致します

貴女のお兄さんを少しお借りしました

私の用が済んだらお返し致しますが…

どうしても気になるのならば

探偵社に来る事をお薦め致します

但し、命の保証は出来かねません

もし、私の邪魔をする様でしたら

探偵社員、妹様、諸共消し去らせて頂きます

敬具

江戸川乱歩に恨みを持つ者より



貴女『何…コレ…』


探偵社に向かって全速力で走った

こんなの……絶対に許さない！

お兄ちゃんを…助けなくちゃ…！


探偵社の、扉を開けると

椅子に座ったお兄ちゃんと

その横に立っているオレンジっぽい髪の

青年がいた





その青年は







犯人「お前のせいだ！お前のせいで……
ボスが捕まッたンだ！！」

太宰「落ち着き給えよ、少年……」

犯人「五月蠅い！イイさ、此奴を……
江戸川乱歩を潰したら
軍警でもなンでも行ッてやる！！」

乱歩「……！」



怒鳴り、喚き散らし、そして




手にスタンガンを、握っていた


お兄ちゃんには猿轡が付けられており

昔の私と同じ状況だった




貴女『お兄ちゃん……！！』

敦 「Aさん！落ち着いて下さい！」

貴女『嫌だっ！お兄ちゃんを助けないと！』



あぁ…！お兄ちゃんに

私と同じ恐怖は味わって欲しくない…！


やめて…！嫌だ！イヤだ！イヤだ！イヤだ！



私を止める敦さんを突き放し

青年の前に躍り出た

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