私 ページ26
.
画面がつけっ放しになっていて
YouTubeの画面が
あーーーー！！！
そうだった！
弟者はカズを知ってるんだった！
フォロバも来た！！
ば、バレたら……
この関係も……終わっちゃうんじゃ…
私は怖くなってしまった
せっかく仲良くなって、私がカズだってバレたらどんな反応をするんだろう…
それに、女だったなんて知れたら幻滅されちゃうかな…
「あ…あ、お、弟者さん！」
ど、動揺するなー、知らないふり知らないふり
弟「はい？なんかいいのあった？」
「わ、私やっぱりこっちのコンシューマーの方で……｣
「あ！弟者って分かったからCoDを(笑)」
弟「お、やっちゃいます？兄者！CoD！」
兄「まじで？(笑)Aちゃんできんの？(笑)」
リビングにいた兄者さんが入ってきた
「弟者さんのお強いところを拝見させていただきます(笑)」
＿＿＿＿
弟「じゃあマルチで、チーデスしかないねー(笑)」
兄「じゃー俺あっちのモニターでやるわ」
弟「ほーい。はい、じゃあAちゃんこれね」
弟者が私ができるように準備してくれた
「ありがとうございます」
.
「わっ、やっぱり弟者さん強い！」
弟「いや……Aちゃんもかなりのやり手じゃない？(笑)」
「CoD好きで、たまーに(笑)」
兄「て言っても強すぎだろ(笑)後半弟者にもちょっと勝ってたし」
弟「うわー、もう1回！」
ゲームをやってるとやっぱり時間が過ぎるのが早いな
もう2時間も経った
そろそろ帰って太一さんと食べる晩御飯作らなきゃ
「あの、私じゃあそろそろおいとまさせていただきます」
兄「あ、じゃあ送ってく」
「あ！大丈夫です！」
兄「いや、送ってくよ」
「あ！ちょっと！」
あ…もう強引に…
.
待って。家バレするよ。
まぁでもカズで会うこともないから大丈夫か
「お願いします」
結局弟者も付いてきた
右です左です言ってるうち
兄「あれ、家こっちじゃないの？」
「あ、引っ越したんです」
弟「ひとり暮らし！？」
「そうです！念願の！」
弟「えぇー？大丈夫なのー？(笑)」
「全然順調ですよーだ(笑)」
そしてマンションに着く
兄「え…A、ここ？」
「え、そうですけど」
弟「……ここの、何号室？」
「え……なんですか？(笑)605ですけど」
弟「…なるほどね。最近あの人おかしいと思ったよ」
兄「俺たちに隠してたんだな」
弟「ちょっと俺ら隣人に用あるから俺らも行くよ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：スパナ | 作成日時：2018年2月14日 15時
