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そう言った秀さんと私たちの間に長い沈黙があった後


秀「俺たちが2BRO.だよ。」







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え……



私が立ち尽くしているとユキ先輩があちゃ〜。と頭を抱えた


私の中から何かがこみ上げてきて


「わーーー!!!」


私は両手で顔を隠しながら部屋の隅へ



どうしよう。嘘じゃないよね。
やっぱりそうだったんだ。
私の2BRO.変換は間違ってなかったんだ。
ていうことは今までずっと兄者と弟者といたってことだよね。

わっ。私本人にあんな恥ずかしいこと言ってたんだ……


恥ずかしい!


弟「Aちゃん。だからさ、ごめんね?ずっと嘘ついてて。」


私はチラッと後ろを向いてユキ先輩と秀さんの顔を交互に見る

今更ながら恥ずかしくなりバッと壁の方へ向き直す

兄「おまっ、だからそういう反応が…」

弟「はーいはいはい、分かるよー。可愛いね〜。分かるよー。でもAちゃん今パニックワールドだから(笑)」



うぅ…(泣)どうしよう。
憧れの兄者と弟者の家にいるんだよ?家!!!


ねぇ。マズい。私はこれからあなた方にどう接すれば…



弟「はい。Aちゃん。1回落ち着いてこっち座ろ?」

「あ……」

あぁ…まだ心の準備が……


弟…者が私の両腕を掴んで兄者が座っている向かいのソファに座らせてくれた

そして兄者の隣に弟者が座る


兄者と目が合う

私は今どんな顔をしているだろうか

少しの沈黙が流れる


最初に切り出したのはやはり弟者

弟「ほら、兄者。責任取ってよね。バラしたんだから。」


今まで2BRO.変換をことごとく否定してきたから
実感がない

ダメだ。弟者と兄者に会ったらおっつんにも会いたくなってしまうではないか


弟「あの……Aちゃん?そんな見ないで?(笑)」


「あっ」


ボーっとしてたせいかガン見してしまった……


兄「いいじゃん。別に。どうせいずれ一緒にいたらバレるんだし。」


弟「まぁ、そうだけどさ。」



兄「でもあの状況で我慢しろって言うのも無理だろ。あんなに真っ直ぐに好きな所伝えられたら」





いつも画面の向こうにいる人達が目の前で話してる
ほんとに2BRO.なんだね


そうと決まればもう順応していくしかない!



「兄者さん!!!」

私はバッと立ち上がり言った

兄「うおっ、なに?(笑)」


「いつも大好きです!…ギュッてしていいですかー(泣)」


私は手を広げて兄者の方へ近づくが

目の前に腕が出てきて


弟「あっ!ダメダメ!」

弟者の腕が兄者を守った



.

私→←私



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作者名:スパナ | 作成日時:2018年2月14日 15時

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