episode65 ページ21
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俺はあの部屋から持ってきた例のノートを、名探偵に向けて投げた。
「うわっとと。……なんだよこれ？」
「見てみろよ。あの主催者と付き人がやらかした悪事がズラーッと並んでるぜ？」
名探偵は一度こちらを睨むも、大人しくノートを開いた。
なんでそのノートに主催者らの悪事が書いてあんのかは、まあ恐らく
主催者か付き人のどちらかがスリルを味わうためとかで書いたんだろう。
それほどあの隠し通路に自信があったってか。
「＿＿で？ これをオレにどうしろと？」
「やだなぁ分かってるくせに＿＿待て待て俺が悪かったからそのベルトから手を離してくれ」
"そのノートをお前の証言と共に、警察に渡してほしいんだよ"
俺がそう言うと、あからさまに嫌な顔をする名探偵。
だが、渋々受け入れてくれた。
と、俺はここで、さっきから気になっていた事を名探偵に聞く事にした。
「名探偵、A嬢と面識があるんですか？」
"その姿じゃなくて、
そう聞くと、曖昧な答えが返ってきた。
そしてすぐ、仕返しと言わんばかりに名探偵から質問が来る。
「まあそれより。なんでオメーはAに化けたりしたんだ？」
「あのまま
きたか、と思った。
俺がAにわざわざ変装したのは、ほんの好奇心だった。
変装した時に来た女物のワンピースも、前にAが着ていたのを見て買った物だ。
ま、今回Aがパーティーに来たのは計算外だったから、服装が違ったのはしょうがなかった事なんだけど。
流石に服を脱がすのはナイからな。殴られるじゃ済まないだろうし。
主催者たちが来た時にAが見つからなかったのは、
ベッドの周りに段ボールを置き、主催者と付き人が来た時に見つからないようにしたから。
そう名探偵に伝えるだけ伝えた俺は、ハンググライダーで飛び去った。
「あ、おい待てキッド！」
飛んできたサッカーボールを軽々と避け、俺は月明かりの下を飛んで行った。
− − −
伏線回収で長々としてしまい、すみません。
……何気に屋上で話すキッドとコナンが好きだったりする。
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結愛 - ワクワクします！更新再開待ってます！ (2019年5月3日 1時) (
レス) id: 29e2a10325 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - 本当に面白いですっ！！更新再開待ってます！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: e4ce0e93b1 (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 更新復活待ってます！ (2018年2月19日 14時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - 稚紗さん» 引き込めてますか！？それはそれは、嬉しいです！稚紗さんの小説はテンポがよく読みやすいですー！！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - いつも私の作品にコメントありがとうございますm(__)m気になったので作品を読ませていただきました。とても面白かったです( ´ ▽ ` )これからも頑張ってください！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稚紗 | 作成日時：2018年1月27日 14時
