episode47 ページ3
*
「っ!?」
私が階段から下りて
両側の壁から一斉に矢が飛んできた。
私はと言うと＿＿
「あっぶねぇ……。ったく、もう少し警戒心を持てっての！」
キッドの腕の中に納まってます。
見る見るうちに顔が熱くなるのが分かる。
な、ななななんだこのありきたりなシチュエーションはッ！
この際はっきり言うけど、この体制は慣れてない私からすれば今すぐ発狂したいほど恥ずかしい。
必死に腕から抜けようとするが、キッドの力が強くて全然動けない。
それでも抜け出そうとすると、"矢が刺さりたくなかったら大人しくしてろ"と言われた。
またデジャヴ感を抱きつつも、矢には刺さりたくないので大人しくする。
話を聞くと、この倉庫には罠が仕掛けてあって、
床にある小さなスイッチを踏めばさっきのように一斉に矢が飛んでくるらしい。
なんで矢なのかは知らないが、危険なのは壁に突き刺さってる矢が証明してくれている。
そして、キッドはそれをあの例の日記で読んだから知っていたらしい。
キッドはそこまで話すと、やっと私を解放してくれた。
いや、まあそれよりもさ。
あの日記万能すぎない？ てかもう日記じゃないよね。
まず、隠し通路の場所が書いてて、次にその見つけ方。
そしてその奥にある地下倉庫の罠について……
それ以外にも沢山の悪事が書かれてたけど。
うん、日記というか、上手く言えないけどもはや悪事ノートだよね。
なんで日記って書いたの。
確かにそのまま"今までの悪事"的な感じで書いちゃダメなのは分かるけどさ。
人の日記って読みたくなるじゃん。私みたいな人が見つけたら終わりだと思う。
まあ、例のノートについての議論(一人)は終了にして。
罠があるという事によって、重大な問題が発生してしまった。
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結愛 - ワクワクします！更新再開待ってます！ (2019年5月3日 1時) (
レス) id: 29e2a10325 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - 本当に面白いですっ！！更新再開待ってます！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: e4ce0e93b1 (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 更新復活待ってます！ (2018年2月19日 14時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - 稚紗さん» 引き込めてますか！？それはそれは、嬉しいです！稚紗さんの小説はテンポがよく読みやすいですー！！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - いつも私の作品にコメントありがとうございますm(__)m気になったので作品を読ませていただきました。とても面白かったです( ´ ▽ ` )これからも頑張ってください！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稚紗 | 作成日時：2018年1月27日 14時
