episode56 ページ12
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Aに変装したキッドが次に目を光らせたのは、
同じく壁際でニヤ付いているこのパーティーの主催者である、
その付き人である、
苗字で分かる通り、この二人は兄弟だ。
まあ、裕助の方は苗字に偽名を使っているから、この情報を知っているのはほんの一握りの人物だけだが。
早速キッドは、その主催者と付き人の元に向かう＿＿
「……あ」
＿＿が。
途中でキッドが名探偵と呼んでいる、あの江戸川コナンを見つけてしまった。
しかも目まで合ってしまう始末。
名探偵は"ヤベッ"と言う顔をして、すぐに姿を隠そうとするが、バレバレである。
「……はぁ」
これで追いかけなかったら逆に怪しいよな……。
そう思ったキッドは、静かにため息をつきながら、名探偵の元へ向かった。
「あ、A姉ちゃん！」
一方コナンは、頭脳はどうであれ、体は子供だ。
すぐにA(キッド)に捕まってしまい、内心ため息をついた。
「全く、蘭が探してたよ？ 出口側にいるから早く行こう？」
「……はーい」
コナンが蘭の元へ向かおうとするが、A(キッド)は動かない。
「どうしたの？ コナンくん。早く行かないと蘭、心配してるよ？」
まあ、キッドにしてみれば、主催者のところに行きたいのだから、動かないのは当たり前だが。
心の中では"早く行け"と言う言葉でいっぱいだが。
「A姉ちゃんは一緒に行かないの？」
その行動はコナンにとっては怪しい以外の何物でもなかった。
「……そっか。コナンくん迷子になっちゃうね。一緒に行こうか」
これ以上名探偵一人で行かせようとしたらもっと怪しまれる。
そう感じたキッドは、諦めて名探偵を事務所の子のところまで送る事にした。
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結愛 - ワクワクします！更新再開待ってます！ (2019年5月3日 1時) (
レス) id: 29e2a10325 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - 本当に面白いですっ！！更新再開待ってます！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: e4ce0e93b1 (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 更新復活待ってます！ (2018年2月19日 14時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - 稚紗さん» 引き込めてますか！？それはそれは、嬉しいです！稚紗さんの小説はテンポがよく読みやすいですー！！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - いつも私の作品にコメントありがとうございますm(__)m気になったので作品を読ませていただきました。とても面白かったです( ´ ▽ ` )これからも頑張ってください！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稚紗 | 作成日時：2018年1月27日 14時
