episode55 ページ11
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怪盗キッドによって偽物の宝石が盗まれたのにも関わらず、パーティー会場からは
誰も出てはいなかった。
もちろん、それが偽物だという事は、警察でさえも気付いていないが。
そして、会場に人が残っているのは、警察が出した結論が
建物から飛んで行った怪盗キッドはダミーだと気付き、
まだ中に残っているであろう怪盗キッドを捕まえるため、パーティーが開かれたこの建物から誰も出さない、だったから。
だから、時間潰しのため、パーティーは再開されたのだ。
すると、そんなパーティー会場に、一人の少女が入って来た。
「蘭ー！」
その少女は、先ほどまで休憩室と言われた部屋で休んでいた"A"に変装した怪盗キッドだった。
キッドはまず、近くに居た蘭に近付いた。
遠くからこちらを見ている主催者に、"もうAはあの部屋にはいない"と印象付けるために。
「A！ 体調はもう大丈夫なの？」
「なんとかね。というか園子は？」
周りを見渡しても園子の姿は見えない。
そう気付いたキッドが聞いてみると、蘭は会場の壁際を指差した。
視線をその壁際に向けると、酔い潰れた毛利小五郎と、その小五郎を必死に
起こそうとしている園子の姿が。
キッドは少し呆れつつも、"じゃあコナンくんは？"と言いかけて止める。
名探偵の事だ。どうせこのパーティーの異変に気付いて何か探っているのだろう。
すると、この探偵事務所の子はその名探偵を探してる、ってところか。
そう察したキッドは、口を閉ざし、さりげなく蘭の元を離れた。
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結愛 - ワクワクします！更新再開待ってます！ (2019年5月3日 1時) (
レス) id: 29e2a10325 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅 - 本当に面白いですっ！！更新再開待ってます！ (2019年1月3日 23時) (レス) id: e4ce0e93b1 (このIDを非表示/違反報告)
rin.rain.(プロフ) - 更新復活待ってます！ (2018年2月19日 14時) (レス) id: 15ed3460f9 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - 稚紗さん» 引き込めてますか！？それはそれは、嬉しいです！稚紗さんの小説はテンポがよく読みやすいですー！！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
Frisk(プロフ) - いつも私の作品にコメントありがとうございますm(__)m気になったので作品を読ませていただきました。とても面白かったです( ´ ▽ ` )これからも頑張ってください！ (2018年1月31日 21時) (レス) id: 3a63293fa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稚紗 | 作成日時：2018年1月27日 14時
