今日:22 hit、昨日:15 hit、合計:236,975 hit
小｜中｜大
22 ページ22
・
「海斗さんの誕生日？」
「そう！もうすぐなんだって！」
講義終わり、
レジュメをファイルに戻しながら夢乃が答える
「海人くんがね、サプライズでお祝いしない？って」
夢乃によると、
4日後、海斗さんが誕生日で
その日は特に予定もなく
家にいるという情報を入手しているらしい。
「ケーキ持って突撃しよーって海人くんが！
…面白そうじゃない？予定ある？」
「その日はバイトも何もないけど」
「じゃあ突撃！しよ！
最近よく話してて仲良さげだし？」
ニヤニヤしながら私の顔を覗き込む夢乃に
困ったように笑うと、その話は今度聞くから！と
背中を叩かれる
背中をさすると手に持っていたスマホが震え
通知をタップする
Kaito.M22日って暇だったりする?
22日って…4日後？
暇も何もたった今予定ができたことは
本人に言えるはずもなく。
そもそもなんで予定を聞いてきたんだろう
もしかして
色んな女の子にこうやって聞いてるのかな、なんて
自分で勝手に傷つくくせに可愛げのないことを考える
だけど、
サプライズとはいえ誕生日に会うのは事実だ
Kaito.M22日って暇だったりする?Aごめんなさい、予定あります、、
正直に返信をし、当日謝ろうと決心する
自分の口元が緩んでいることに気付く
私、海斗さんに会うの楽しみにしてるんだ
もしかしたら好きなのかな
やっと前を向けているのかも
だけど、それにしては
私は海斗さんのことを知らなすぎる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 792人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぷらむ
| 作成日時：2021年2月8日 2時
