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8 さりげなく ページ8

奈津「いつもの救急搬入口じゃなくて、職員通用口にまわしてもらっていいですか?」

臣「. . . . . . . 」

隊員「わかりました。」

奈津「あと、ルートとれる?」

隊員「補液とラインと針は、右の棚の中に。」

典子「あー、あった!ライン通すね。」

奈津「がんちゃん! 点滴しますから、ちょっとチクッとしますねー. . . . . . . よし、OK !」

隊員「先生、あと、1分で到着です。」

奈津「はい。じゃあ、臣さん、また、がんちゃん背負って、今度は、病室までお願いします。」

臣「わかりました。」









直人「しっかし、驚いたなあ。がんちゃん、いきなり倒れるんだもん。」

隆二「あの先生の話だと、風邪と薬と深酒が組み合わさっていけなかったのかなあ。」

健二郎「でも、二度も具合悪くなって、たまたま居合わせて助けられて、もー、運命としか思われへんなあ。」

直人「しかも、俺らの立場気遣って救急車のサイレン止めて先に待機させてくれたし、隊員よこさず、臣に背負わせたし、なんか、すげぇ人だなあ。」

隆二「そうだね、さりげない気遣いだね。」

「うーーーん。」

直人「あっ、マネージャーに連絡しとかないと。」









奈津「がんちゃん!病院着きましたからね。臣さんにおぶさって。. . . . どうもありがとう。」

隊員「お疲れさまです。」







典子「じゃあ、私は、救命に。」

奈津「うん、お疲れ。」

臣「あ、ありがとうございました。」

典子「お大事に。」









奈津「ごめん、急性アル中、何号室?」

Ns 「602号です。あ‼ 」

奈津「しーっ!」

Ns「. . . . . . . . . 」

奈津「じゃあ、ここ寝かせて。ごめんなさい。男の人背負って走るのたいへんだったでしょ。」

臣「いえ、大丈夫です。」

奈津「そ。点滴終わって明日の朝には帰れると思うけど、臣さん、帰って休みます?」

臣「いや、がんちゃんに着いてます。」



Ns「なっちゃん先生すみません!625号の患者さんお腹痛がってて、先生方玉突きで出払ってて、お願いできますか?」

奈津「わかった、すぐ行く. . . . . . じゃあ、何かあったら、Nsコール押してください。」

臣「はい。お世話になりました。」








臣(がんちゃんを背負って走らせたのも、職員通用口から病室直行したのも、まわりに騒がれないように、芸能ニュースに取り上げられないようにするための配慮からだ。さりげなく. . . . . . . . )

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設定タグ:三代目 , 恋愛 , 妄想   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2016年2月6日 18時) (レス) id: 742a58f99e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MOKU | 作成日時:2016年2月6日 14時

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