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27 決意 ページ28

臣「監督!ちょっと、お話ししたいことがあるんですが。」

監督「どうした⁉ 登坂君。」

臣「あの、 今まで、ここで、救命の先生方の仕事を見させていただいて、思ったんですが。」

監督「うん。」

臣「単刀直入に言って、恋物語とかやってる場合じゃないとおもいます。」

監督「ふーん. . . . . . . . . . . えっ?今なんて?」

臣「だから、この病院モデルに、ここの先生たちを参考に映画にするなら、恋愛映画ではないと思います。」

監督「ほう。詳しく聞かせてくれないか。」

臣「はい。ここの先生方は、毎日、寝る間も惜しんで人の命を救うために戦っておられます。救えなかった命のために、涙を流したり。感謝されなくても、精一杯がんばったり。だから、恋愛ではなく、もっと、命と向き合う苦悩とか医師としての成長とか、社会派ヒューマンドラマのほうがいいと思います。僕が、先生たちが、こんなに、がんばってるんだっていう事を伝えたいと思います。」

監督「登坂君の気持ちは、わかったよ。しかし、もう台本が出来上がってるし、今から、本、直すとなると、いろいろ、推してくるしなあ. . . . . . . . うーん。」

三矢家「本なら、大丈夫よ。」

監督「三矢家先生、いらしたんですか。」

三矢家「話、途中から聞こえちゃった。本なら、あるの、もう一冊。私もね、本書く前に、ここに取材にきて、命の狭間で戦ってる先生たちに感動したんだけど、今回の映画は、ラブストーリーっていうオファーだったから、恋物語の本にしたけどさ。だから、もし、後で誰かが、そういうストーリーでやりたいって人が現れた時の為に、もう一冊書いたやつがあるわよ。新米医師が、先輩医師にどやされながら、助かった命、失われた命に喜んだり、悲しんだりしながら成長していく話。どう?」

臣「ほんとですか?三矢家先生。やりたいです。そっちの役。やらせてください‼ 」

監督「本、あるなら、いいかな。しかし、ヒューマンだけじゃなあ、登坂君のファンとか考えると多少は、恋愛絡んだほうが。」

三矢家「それなら、手直しします。そうだなあ、指導医との恋でどう? がっつり、恋愛ではなくて、臣くんの憧れ片想いが8割、相手の気持ち2割って感じで。あんまりキャピキャピしない方がいいと思うけど。」

監督「そうだな。ちょっと大人な感じで軌道修正するか。」

臣「ありがとうございます。よろしくお願いします。」

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設定タグ:三代目 , 恋愛 , 妄想   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2016年2月6日 18時) (レス) id: 742a58f99e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:MOKU | 作成日時:2016年2月6日 14時

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