26 伝えるよ ページ27
ギューッ
奈津「あー、えっとー、お、臣くん//// 」
臣「ん?あー、あー、あー、えー、いや、その////////。」
奈津「ありがとう。戻らないと。」
臣「う、うん。あのさあ、なっちゃん先生、ごめん。」
奈津「ん?何があ?」
臣「なんか、人助けてんのに、機械的とか、思っちゃって。」
奈津「しょうがないよ。いいよ。見ててくれたんでしょ、ちゃんと。」
臣「うん//////// 」
「先生、ほんとに、お世話になりました。」
「いえ、田中さんが、がんばったからですよ。」
「いいえ、先生のおかげです。先生いらっしゃらなかったらどうなってたか、ありがとうございました。」
「また、お孫さんと遊べますね。お大事に。」
奈津「あー、あの、おじいちゃん、前に、うちに運ばれた患者さんだ。搬送されて来た時は危なかったんだけどねー、なんとか持ちなおして。そっか、退院かあ、よかった。」
臣「ふーん. . . . . . . . . 」
プルル プルル
「45際女性、階段から、転落、右手大腿部、骨折です。」
臣「なんだろう。ここに来る人たちは、みんな、命の危機にさらされてる。だから、ここの先生たちは、精一杯がんばってるけど、感謝されるのは、意識戻った後に治療してくれた病室の先生か. . . . . . . 伝えたい、ちゃんと伝えたい、ここで、がんばってる人たちのことを. . . . . 俺が、俺が伝える!」
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ROM民(プロフ) - はじめまして。「オリジナルフラグ」が外れていませんよ。二次創作ですので、棲み分けにご協力お願いいたします。 (2016年2月6日 18時) (レス) id: 742a58f99e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MOKU | 作成日時:2016年2月6日 14時