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「でも、こうやって目まぐるしく輝く街並み見てたら
俺の悩みちっちゃく感じて、すっきりして帰れるの」
「ごめんなさい、うまく言葉が見つからなくて
でも…そうやって悩んで答えを見つける宮近さんを
みんな好きなんじゃないかな、って思います…私も」
「え？」
気づいた時には口走っていて、
宮近さんが驚いたように顔を覗き込む
「私も、宮近さんのそういうところがその…
素敵、だなって思います」
いま、私は何を言おうとしたの
直前で我に返って曖昧な言葉で濁し顔を上げると
私の言葉を噛み締めているのか
何か考えるような顔のまま私の目を捉える
「Aちゃん。…ごめん」
ぽつりと謝ったかと思うと、
宮近さんが長いまつ毛で瞳を伏せる
これはまずい、と思った時には
ゆっくりと唇が重なっていた
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作者名：ぷらむ
| 作成日時：2021年3月15日 23時
