今日:14 hit、昨日:11 hit、合計:204,290 hit
小｜中｜大
22 ページ22
・
宮近side
「…俺もしかしなくてもめっちゃ邪魔だったよね」
飲み物をコースターに置きながら松倉が
申し訳なさそうに、
でも確実に面白がった声で話しながら席に着く
「…いや、大丈夫だよ」
大丈夫だったのは半分ホントで半分嘘
大丈夫、というより
助かった、の方が正しいのかもしれない
急がずゆっくり距離を詰めたいと思うのに。
そういう性格なんだろうけど、
あまりにもAちゃんは隙がありすぎるから
一気に距離を詰めたくなってしまう
今日だって
そんな近い距離で男と見つめ合う隙
与えちゃダメだよ、って
松倉が来なかったら危なかったのが正直な話だ
さすがにこんな外で何もしないけど
言葉を口走ることくらい容易い
そんな状況だったのには間違いない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 995人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぷらむ
| 作成日時：2021年3月15日 23時
