無表情悪魔、魔入りました。 (ページ3)

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第2話ページ3

入学式も終わってその辺をぶらぶら歩いてみることにした。

すると、

さっき外で会ったニット帽の男の子がにまにまして座っていた。

…何してんだこの悪魔(ヒト)

そう思いながらなんとなく彼の頬をぶった(最低)

「いだっー！！何すんねん今いいとこやったのn……」

『さっきぶりですね、入学式終わりましたよ』

「えっ、…嘘！？！？」

寝ぼけてんのかな

『ほんとです。具合悪いなら医務室行ったらどうですか』

「いやちゃうねん、ちょっと今後のこと考えとっただけや」

『今後？』

「おう！俺はな……」

「生徒会に入って、アメリ会長と並ぶ人気者になることやーｯｯ！！」

……妄想激しいなこの悪魔

「あ～うるさいうるさい」

ニット帽さんと話していると、背後から声が聞こえてきた。

振り返るとイケメンの悪魔が女の子を連れながら此方を見ていた。

「やかましいぞシャオロン。こんな公衆の面前で大声をあげるなんて…」

「げっ、その声は……」

"大先生！！"

大先生と呼ばれた悪魔は笑いながら言った。

ut「非常識だと思わないのかい？」

「……って非常識はどっちやねん！！入学早々女はべらかして！！！」

ut「何がおかしい？悪魔は欲望に忠実で当然だろ？」

…大先生というやつ、いかれてるな。

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