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『……背中は問題ないわ。ただ…肋が三本折れている。小さな傷はこの軟膏を塗れば3日もすれば良くなるとおもう。足の大きな傷だけど……神経を痛めているかも。しのぶかお医者様呼んだ方がいいわ』
音柱と霞柱に見つめられ圧で気を失ってしまった隊士
2人ともそんなに怖くないんだけどなぁ……。
宇「そうか。途中雑魚鬼が多数出やがって…俺の到着が遅れたばかりにな…」
『…私だって助けられなかった命沢山ありますよ。…で、天元さんも足出して。怪我してるでしょ』
一通り診察した隊士を布団に寝かせ お医者様を呼んでもらうことにした。私は花や薬草を育てたり調合するのは得意だしできるけど…処置となるとある程度のことしかできない。
今回みたいに肋が折れてたり神経が傷ついてたりする大きな怪我は私では無理だ。
そして診察しながら天元さんが足を気にしている様子が気になった。
宇「してねぇーよ。」
『知りませんよ。膿んで腐っても。』
そういうと痺れを切らしたのか隊服を捲ってくれた。
隊士を庇った時にできたのか傷が痛々しかった。
藤の花で作った軟膏を傷口に塗り包帯をまく
時「Aって…たまにすごく怖いよね。」
『…天元さんが怒らせるようなことするからよ。…2日で治ると思うけど…心配なら蝶屋敷に行ってね。じゃあ、私お風呂頂いて来るね〜』
宇「ありがとな。」
時「しっかりと身体休めなよ」
そういうむい君に天元さんは目を丸くしたがすぐに子を見守るかのような優しい表情に戻った
天元さんってパパよね。
それにしてももっと早く到着していれば…かぁ…。
湯船に浸かりながら5年前のあの日の出来事を振り返った
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作者名:結苺。 | 作成日時:2023年6月28日 8時