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宇「お、14歳コンビじゃねぇーか。地味に歩いてるなぁ」
『天元さん。歩くに地味も派手もないです。』
時「……うるさい」
『ほら、声大きいって』
藤の花の家紋の家の扉を叩こうとすると背後に天元さんもいた。
首根っこ掴まれている隊士は気にしないことにしよう。
時「…この辺で任務だったんですね。」
宇「まーな。地味な鬼でな。てか、Aお前もっと敬えよな!俺上官だからな!」
『上官ならもっと声抑えて。ほら、お屋敷の人出てきちゃったじゃない。宇髄さんのせいで。』
宇「相変わらずの口調だなぁ。まあ、Aだから良いけどよ。…それよりAがいるならちょうど良い。こいつ診てやってくれよ。派手に飛ばされて瓦礫に背中強くうったみたいだ。」
時「…そう、彼女と僕の2人。泊めてくれる?」
『3人かな。そこの大柄な人は気にしないでください。怪我人がいるので…別でお布団用意して頂きたいです。』
宇「おい、そこぉ!!話を聞け!!!俺もだろ!!!14歳組は生意気な野郎だ。」
そういう天元さんだが、いつもの事なので気にしないことにした。
『てか、天元さん…けが人ならもっと丁寧に扱わないと…。』
宇「派手に逃げたんだから仕方ねぇーだろ。」
…多分自分の怪我より天元さんが怖かったんだろうな…。
今にも涙目になってこっちみてきているもの。
早く解放してくれという気持ちを瞳に宿している。
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作者名:結苺。 | 作成日時:2023年6月28日 8時