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朝日が差し込む中
誰かが部屋に入ってくる気配がした
私の近くに腰掛け 優しく頭を撫でられる
この匂いと手の温もりは…
『むい君……。おはよ』
時「起こした?」
『ううん。起きてた』
時「嘘ばっかり。まだ目開いてないよ」
眠い中起き上がれば、そう笑うむい君
優しく頭を撫でられるものだからまた夢の世界へといきそうだ。
そんな中私の鴉
「A、御館様カラ話ガアルッテ。準備出来タラ御屋敷二向カッテ。」
『…私だけ?』
「ソウ!大切ナ話!薬草ニモ関ワルカモ!」
時「僕もさっき任務が伝えられた。ご飯食べたら出発しないと。じゃ、A着替えて僕たちの部屋に来てね」
頭を軽く撫で部屋を出ていったむい君
大切な話ってなんだろう………
薬草のこと……。何か失敗しちゃったかしら…。
いや、そんなことは絶対無い。……じゃあ新しい薬草育てて欲しいとかかな…。
少し不安を覚えつつ隊服に着替えてむい君たちの部屋に向かった
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作者名:結苺。 | 作成日時:2023年6月28日 8時