61.俺を選んでくれたら ページ11
さらに腕に力を入れてくるフジくん。
それに抱かれる私はただ呆然としているだけで。
フジ「A先輩…」
『…ど、どうして？』
フジ「え？」
もう、わかんない…。
重なる記憶は、バスでのレトくんとの会話。
『どうして、私のことなんか…』
フジ「……先輩、弱いんだもん」
腕を解いたフジくんが、ゆっくりと私の顔を覗き込んだ。
間近に迫った彼に、思わず俯く。
フジ「強がってるくせに、本当は弱くて…守りたいって思っちゃうんだ」
『………』
フジ「あ、でもキヨと別れて俺にしてって言いたいんじゃないですよ？！」
フジくんもまた、レトくんと同じようなことを言った。
フジ「ただ、先輩が悲しんでるところとか見たくないだけで…」
『わかってるよ…フジくん、ありがと』
私がキヨと付き合っているから、想いを伝える以上のことはしない。
だけど、私のことをいつも考えてくれているフジくんとレトくん。
もう少し、2人を頼ってもいいのかな、なんて思ったりして。
だけどやっぱり、キヨとの関係は不安ばかり。
気を抜いてしまうと、すぐに泣きそうになってしまう。
フジ「でも、A先輩が俺を選んでくれたら…それ以上のことはない」
『えっ…』
フジ「俺はいつでも先輩の味方ですよ」
優しい笑顔でまた頭を撫でてくるフジくんに、胸が鳴ったのはきっと気のせい。
…気のせいにしなきゃ、だめなんだ。
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雪だるま - お久しぶりですももさぁあああああああん！！！！色々な事情でしばらく来れませんでしたがやっと来れたと思ったらちゃんと素直に言えてるやーーーん！！！！やったぁああああああ！！！！！！！！！！ \( °∀° )/ (2018年3月27日 23時) (
レス) id: aba88974a5 (このIDを非表示/違反報告)
ちーさん - 続きがすごく楽しみです！更新楽しみにしてます！ (2018年3月12日 21時) (レス) id: d5376059b0 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - カリカリうめ。さん» 本当ですか…！！嬉しいです！ありがとうございます！頑張りますね！(^-^) (2018年2月26日 6時) (レス) id: 6a5ecf0a40 (このIDを非表示/違反報告)
カリカリうめ。 - めっちゃこの小説好きです！更新頑張ってください( *｀ω´) (2018年2月25日 23時) (レス) id: 9679f84d06 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - ゆきのさん» いえいえ！コメント嬉しいです！いつもありがとうございます(^-^) 最近忙しくてなかなか更新できてなくてすみません(;_;) (2018年2月19日 6時) (レス) id: 6a5ecf0a40 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もも | 作成日時：2018年1月4日 18時
